Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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卒業

さようなら あなた
見てしまっの
街の雑貨店で
彼女といるところを


さようなら あなた
私はなんだの
ただのかわいい妹
それともただの友達


ベランダから暗闇を見る
不思議に涙が出ない
心はこんなに
泣いているというのに


私の恋は終わった
あなたに恋していた
でも愛していたのかしら
自分で...

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片想い(2)

この想い
あなたに届くだろうか
いつも見つめているのに
視線を感じていてくれているだろうか


この想い
君は分かっていてくれるだろうか
みんなと混じっている時も
君だけを見ているのに


近くて遠いあなた
手を伸ばせば届く距離が
片想いと言う名の壁が
私の手の邪魔をする


近くて遠い君
隣り合わ...

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桜道

北風が南風に変わる頃
この季節も終わりを告げる
花のつぼみは開こうとし
重いコートも軽くなる


それは春一番
人々は春の訪れを喜び
雪解けの音はさらに大きく
黒い土が顔をのぞかせる


去年はあなたと風の中を
肩よせながら歩いた
「早く咲くといいね」
つぼみを覗き込みながら


「愛しているよ」
...

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想いの交換

夕暮れ時の道を歩けば
子供たちの笑い声
もう家に帰る時間だよ
そんなことを思いながら


私の帰る所はどこだろう
それは一つしかない
あなたの胸の中
まだかなわないけれど


段々と暗くなっていく
橋の上から眺めると
川面も黒く流れていく
行きつく場所を目指して


は切り言わなきゃ伝わらない
感じ...

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飛梅

春の兆しが訪れる頃
あなたのことを思い出す
二人並んで歩いた
梅の咲く河原端


梅の木が飛んで行くなんて
「ロマンがあるね」と
あなたと笑っていた
あのころが懐かしい


家家の庭先の
梅の花が咲いている
赤い梅白い梅
流れるようなしだれ梅


かぐわしい香りはないけれど
かすかに香るその香りに
...

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