さようなら あなた
見てしまっの
街の雑貨店で
彼女といるところを
さようなら あなた
私はなんだの
ただのかわいい妹
それともただの友達
ベランダから暗闇を見る
不思議に涙が出ない
心はこんなに
泣いているというのに
私の恋は終わった
あなたに恋していた
でも愛していたのかしら
自分で...
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さようなら あなた
見てしまっの
街の雑貨店で
彼女といるところを
さようなら あなた
私はなんだの
ただのかわいい妹
それともただの友達
ベランダから暗闇を見る
不思議に涙が出ない
心はこんなに
泣いているというのに
私の恋は終わった
あなたに恋していた
でも愛していたのかしら
自分で...
この想い
あなたに届くだろうか
いつも見つめているのに
視線を感じていてくれているだろうか
この想い
君は分かっていてくれるだろうか
みんなと混じっている時も
君だけを見ているのに
近くて遠いあなた
手を伸ばせば届く距離が
片想いと言う名の壁が
私の手の邪魔をする
近くて遠い君
隣り合わ...
北風が南風に変わる頃
この季節も終わりを告げる
花のつぼみは開こうとし
重いコートも軽くなる
それは春一番
人々は春の訪れを喜び
雪解けの音はさらに大きく
黒い土が顔をのぞかせる
去年はあなたと風の中を
肩よせながら歩いた
「早く咲くといいね」
つぼみを覗き込みながら
「愛しているよ」
...
夕暮れ時の道を歩けば
子供たちの笑い声
もう家に帰る時間だよ
そんなことを思いながら
私の帰る所はどこだろう
それは一つしかない
あなたの胸の中
まだかなわないけれど
段々と暗くなっていく
橋の上から眺めると
川面も黒く流れていく
行きつく場所を目指して
は切り言わなきゃ伝わらない
感じ...
春の兆しが訪れる頃
あなたのことを思い出す
二人並んで歩いた
梅の咲く河原端
梅の木が飛んで行くなんて
「ロマンがあるね」と
あなたと笑っていた
あのころが懐かしい
家家の庭先の
梅の花が咲いている
赤い梅白い梅
流れるようなしだれ梅
かぐわしい香りはないけれど
かすかに香るその香りに
...