Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


お気入りの設定を表示しない。
お友達の設定を表示しない。

冷たい雨が本降りになって
かさの花が咲く
寄り添うように1本の傘で
人ごみの中を歩いていく
二人は押し黙ったまま


こんなことはもう
お終いにしなければならないのかも
私はあなたを愛している
あなたは私を愛している
でも現実はついて来ない


路地裏で傘を落として
そっと口づけを交わす
こんなに愛...

>> 続きを読む


春待ち酔い

24時間営業の店で
おしゃべりしたあの頃
会社の終わるのを待って
屋台に行ったあの頃
どこに行ってしまったのだろう


寒いこの町でも
雪はほろりとも降らない
北風にあおられて
北国に行ってしまう
あなたと行きたかったあの街に


出会って
恋に落ちて
二人寄り添って
一緒に歩いて
口づけを交わして...

>> 続きを読む


重ねたリング

それでも日々は過ぎていくのだろう
近所の奥さんと立ち話をしたり
子供の参観日に行ったり
クリスマスにはケーキを焼いたり
サンタさんの役をやったり


それでも日々は過ぎていくのだろう
日記をつけるこんな夜は
ため息が出る
毎日が矢のように飛び去っていく
どんどんとかこは遠くなる


左指のリングには...

>> 続きを読む


秋の終わりに

都会から離れた小山のうえに
あなたと行ったわね
もう小寒になった春の日に
木々も寒くなった晴れの日に
秋を見つけに行ったわね


「ちゃんとコートを着ておいでよ」
そんな一言を守りながら
坂道を歩いたわね
「ほらご覧、春の日を待っているんだ」
もう冬の準備をしながら


車に戻って
ポットの温かいコ...

>> 続きを読む


晩秋

天気予報が
冬の訪れを運んできた
寒さは予報だけじゃなく
心を吹き抜けていく
木枯らしの足音
カサカサと音を立てる


楽しかった夏は
あっという間に過ぎて
秋の予報と共に
消えて行った愛の塊
予想できなかった恋の終わり


「別れよう」
あの一言に
何も言えなかった
私たちの夏に
ピリオドが打たれ...

>> 続きを読む





月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.