場に咲く花を言葉が縁だ─『異界を旅する能』他1
- カテゴリ: 日記
- 2013/05/25 21:41:56
この頃、日本的なもののほうへ気持ちが傾いている。理由はいくつかあるかもしれないが、ぱっと思いつくのは北斎だ。北斎によって、浮世絵のよさを知った。触れられることができた。それまではどうも浮世絵は苦手だった。いいと思えなかったのだ。もっとも今も、浮世絵に関しては北斎以外のものにはあまり触手がうごかな...
日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。
この頃、日本的なもののほうへ気持ちが傾いている。理由はいくつかあるかもしれないが、ぱっと思いつくのは北斎だ。北斎によって、浮世絵のよさを知った。触れられることができた。それまではどうも浮世絵は苦手だった。いいと思えなかったのだ。もっとも今も、浮世絵に関しては北斎以外のものにはあまり触手がうごかな...
尊敬する人物で、まっさきに連想するのが
土方歳三。
ぶれない生き方に、小学生のころから憧れている。
今なら葛飾北斎だろうか。
有名な冨嶽36景は、70歳をすぎてからの作品だ。
今でもかなり高齢だが、当時は今の8掛けの年齢だから
今の年齢でいうと、95歳をすぎてからの作品ということになる。
...
むかしは、『おくのほそ道』
よさがわからなかったんだけど、
いいなあ。
ことばが重層的だ。
たたまれ、たたまれ、ひろげると、
世界が、古と、歌と、現在(彼、芭蕉のだ)を、緻密にむすびつけて
そこにあるのが、感じられる。
彼の旅は、決して、生半可な気持ちで行われたものではない。
それは境界をめぐる旅で...
小さい頃、父親がテレビ関係の仕事をしていたからか
何本かCMにでたことがある。
今は、おそらく、子役とかで、そういった枠が埋まってるから
素人が出ることって、ないんだろうけれど
当時は、もっと、いい加減だった。
ちょうどいい年齢の子が、だれそれさんのうちにいるから、
使っちゃおう、みたいな。
ひと...
なにかをはじめて食べた時って、たいていなにかしらの
驚きにみちた感動があると思う。
とくに印象深かったのは、ふたつ。
ほぼ同時期にたべているから、若さゆえの感受性のするどさ
とかもあるのだろうけれど。
(その四五年後にたべたはじめての食べ物では
もはやそれほど、感動はおぼえなかったから&hellip...