君の明日は、幸福であれ。
- カテゴリ: 小説/詩
- 2011/12/19 10:26:10
明日、が来るって言う君の、
その無邪気さに私は惹かれ
初めての恋を、知りました。
小さな小さな子供の君は
ただ真っ直ぐに私を見つめ、
土にまみれた可愛いその手を
「あくしゅ」
と言って、差し出しました。
あぶれ者の私にも
分け隔てなく接する君の
その濁りない微笑みに負け、
握った右の手、温か...
大人なんかきらいだ。だけどどうしよう。私、大人になっちゃった。
明日、が来るって言う君の、
その無邪気さに私は惹かれ
初めての恋を、知りました。
小さな小さな子供の君は
ただ真っ直ぐに私を見つめ、
土にまみれた可愛いその手を
「あくしゅ」
と言って、差し出しました。
あぶれ者の私にも
分け隔てなく接する君の
その濁りない微笑みに負け、
握った右の手、温か...
よわい、から。
君は弱いから僕が守ってあげる
ずっとそばにいてあげる
だから、
強くなろうとしなくていいよ
君は僕に守られていればいいんだから
そんな悲しそうな表情、しなくていいんだよ
そんな風に、僕を気遣って泣かないでいいんだよ
優しい君は、僕が守るから
残酷な君なんて、見たくはないから
...
顔をいつも隠して偽りの表情だけで乗り切ってきた
僕はいつでもそう。
でもそれは悪いことなのかな
そうしないと僕は生きていけないのに
⋆
僕は君に憧れていたけれど
君のことは好きじゃなかった。
僕は君を尊敬していたけれど
君みたいになりたく...
君の手がいい
君が差し出してくれる手だけがいい
他の人の手がどんなに温かくても
他の人がどんなに優しくしてくれたとしても
私は君しか選ばない
私は、君がいい君じゃなきゃ、嫌。
でもこんなのはただの我侭で。
君が困るということは知っていて
君が苦しむということもわかってて。
かなしいのはいや...
君は僕とは正反対
僕が左と言えば君は右と言い
僕が下と言うと君は上だと言い張る
今日だって僕らは裏表
いつものように君に言う僕
「好きだよ。」
だけれど君はいつものように
「、きらい。」
の一言。
だから僕は考えた。
少ない知能で一生懸命
出した答えは、子供じ...