あなたと出会ったのはコンピューターの中
さいしょは文字だけの会話で
やがて写真が来て
私も写真を送って
これってなんなの
最初は文字だけで話して
やがては声も聞くようになって
手を取るようにあなたが見えて
いつしか仲がよくなって
これってなんなの
機械の中で出合って
機械の中で話して
機械の...
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あなたと出会ったのはコンピューターの中
さいしょは文字だけの会話で
やがて写真が来て
私も写真を送って
これってなんなの
最初は文字だけで話して
やがては声も聞くようになって
手を取るようにあなたが見えて
いつしか仲がよくなって
これってなんなの
機械の中で出合って
機械の中で話して
機械の...
大粒の雨が降る
窓に打ちつけて降る
風も強く吹く
雨に負けじと吹く
そんな嵐の夜に
窓からじっと見ている
強い雨粒と一緒に
この想いも流れていくだろうか
身にまとったコートも
こんな夜には役に立たない
遮ろうとした傘も
どこかにはじかれていく
アロマキャンドルの香りに
心を静めながら
窓...
恋してる?
愛してる?
どっちだろう
愛してる
この胸のときめき
愛の入り口は狭い
そこから入っても
結ばれるわけじゃない
愛の迷路を手繰って
落ちるか 残るか
透明な愛があるとしたら
それは触れることのできない
形もない
重心もない
きらめき漂うものだろう
純粋な愛など
ないに等しい
...
ねえあなた
どこに行ってしまったの
私を残して
一人残して
何も言わずに
ねえあなた
私をどう思っていたの
愛してくれていたの
たった一人の
恋人だったの
ねえあなた
星空を見たわね
手が届きそうな丘の上で
降るような星を
私にくれたわね
ねえあなた
真夜中の街灯の中
ドライブしたわね
...
さざ波に足を濡らしながら
海岸沿いを歩く
岩の上に座って
暗い海を眺めろ
いつかもこんなことがあった
暗い海を眺めながら
一人静けさの中にいた
波の音を聞きながら
私一人じゃなかった
波の音を聞いていたのは
暗がりに姿が見えたのは
ぼっとため息をついたのは
並んで海を見つめた
月の木かり...