Nicotto Town ニコッとタウン

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断罪の残響

お前が必死に守り抜こうとしているその「正しさ」が、
明日、誰の腹も満たさず、誰の涙も拭わないことに気づいた時、
もう一度、その空っぽの鏡を覗き込んでみるがいい。お前は「救いたい」と言ったな。
だが、この世で最も救いようがないのは、
自分が救われるべき側だと、一瞬たりとも疑わなかった、その無垢な残酷さ...

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聖者の化けの皮

奴の目は、慈愛に満ちた濁濁(だくだく)の泥水だ。
「分かっているよ」と肩を叩くその指先は、
相手を理解しているのではなく、
ただ自分という型に、他人を押し込めているだけだ。「正解」を握りしめていると信じて疑わないその顔。
無知という名の特権を振り回し、
土足で他人の聖域を荒らし回る。
その足跡がどれ...

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0の領域

重い防音扉が閉まると、
世界から一切の「意味」が剥落した。
湿ったアスファルトが街灯を鈍く跳ね返し、
ただ、そこにあるという事実だけを突きつけてくる。肺に流し込む空気は、剃刀のように鋭く、冷たい。
さっきまで耳を汚していた、
形而上学的な独り言も、借り物の成功論も、
この一吹きの風の前では、何の防壁...

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模造品の社交場

奴は「本質」という言葉を安売りし、
有名な誰かの名前を、自分の勲章のように並べ立てる。
まるで、他人の光を浴びなければ
自分の影さえ作れない月光のようだ。「君のためを思って」と、
頼んでもいないアドバイスを上等なワインで流し込む。
その厚意の裏にあるのは、
自分を「導き手」という椅子に座らせたいだけ...

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0度の静寂

奴が「テロス(目的)」を語り終えるのを待つほど
俺の人生は長くはない。
無機質な言葉の羅列は、換気扇の回転音と大差ない。
意味を求めてやる義理も、理解してやる慈悲も、とっくに枯れ果てている。「コギト(我思う)」だか何だか知らないが、
証明されなければ存在しないというなら、
お前は今、この場所で消えて...

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