どこにもあってここにいない
- カテゴリ: 小説/詩
- 2012/06/28 01:29:27
今日は真昼から4時まで、外にいた。
暑かった。日射しがのったりと、
隠していても、くいこむようだった。
歩いているうち、
思考回路がだんだん、にぶくなってくるのがわかった。
街を現実として歩いていた、もうろうとしながら。
知った筈の道のほんの裏側を歩いただけで、
未知の空間にまぎれてしまったような、...
日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。
今日は真昼から4時まで、外にいた。
暑かった。日射しがのったりと、
隠していても、くいこむようだった。
歩いているうち、
思考回路がだんだん、にぶくなってくるのがわかった。
街を現実として歩いていた、もうろうとしながら。
知った筈の道のほんの裏側を歩いただけで、
未知の空間にまぎれてしまったような、...
ようやく身辺が忙しくなってきた。
ベランダに雑草と化したモジズリが咲いている。
一年草で種で増えるが、蒔いた記憶がなく、
あちこちの鉢に勝手に生えてくれる。
最初は一つだけ。
これだけなら、来年は飛ばす種も少ないだろうから、
見られないかもと心配になったら、
知らないうちに五つ位花穂をだしてくれてい...
埼玉県久喜市のラベンダー畑。
辺りは田園地帯だった。用水路や貯め池があって。
家の近くの公園には田んぼがあるのだけれど、
これからは、それを見る度に、
ラベンダーたちを思い出すだろうと思った。
あるいは、どこかでラベンダーが咲くのをみたり、
買ってきたポプリの匂いを嗅ぐ度に、
ラベンダー畑にいた虻や...
久喜市のラベンダーを見に行った。
私が写真で撮ると、
一面のラベンダーのように見えるふうにばかりとってしまう。
実際は役所のまわりを、堤がコの字になっているだけなのだけれど。
辺りは田園地帯、用水と池、ラベンダーの匂い、虻、蝶、紫色、出店。
コの字の中には、ちいさなあやめ園もはいっている。
たぶん、...
埼玉の久喜市にラベンダーを見に行った。
この5,6年だろうか、毎年行っている。今年も。
行く度に、ラベンダーだけではなく、
大きな木になる木があること、
ラベンダーの花のまわりを虻や蝶が飛び交い、
空高く、雲雀が鳴くことに気づく、
というかラベンダー以外にも、
沢山の何かに再会しに行くのだと。
辺り...