Nicotto Town



白い1ページ

新しいノートを開くその白いページにあなたの名前を書く
冬の午後の柔らかな日差しがペンの影を映し出す
私は胸いっぱいに息を吸い込み思いっきり吐き出した
次に軽く吸い込み「好きっ!」と言葉を吐き出した
座っていたイスを蹴とばすように立ち上がりそのままベッドへとダイブした
枕を抱きしめ白い天井を見るどこか...

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冬の影絵

長い影が突き刺すように冷たい石畳に映る
冬の沈みゆく日差しに私は目を細める
その光に感じる温かさにあの時のあなたのぬくもりを思い起こす
葉を落とした街路樹の枝が鋭く私の心を切り裂く
うつむき視線を歩道の石畳に移す幾重もの影を目で追う
北風が吹く私だけに
無言で立ち尽くす私の前を何人もの無表情の人が通...

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それは黒いシミ

白いテーブルの黒いシミを消す白い壁紙の黒いシミを消す
冷水に浸したタオルを絞り力を込めてこする
消えない何度拭いても
次の日もまた次の日も私はこすり続けた
ある日そのシミから赤いものが流れ始めた
瞬間たじろぐ私がいたそのシミには赤い血が流れていたのだ
シミが生きている
その時初めて痛みを感じそれが自...

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100位です!

またまたびっくり!
といっても大したことではないのですがゼラニウム(赤)で100位になりました。
今日は12月30日〆には自分らしく後方の100位で良いかも^^

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冬を食べる

冬を食べる私は白い冬を食べる
凍える冬を食べる目の前の冬を食べる
その夜は星が輝く氷の夜に星が瞬く
白い冬の黒い夜に青い星が輝く
その光は鋭く心を突き刺す私は立ち止まり光を受け止める
止めどなく涙がこぼれる全ての温かさが消えてしまったから
私は冬を食べる夢を見ることも無く白い冬を食べる
凍える夜に冬...

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