Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


日々のはざまについて、
地上でみた夢の記憶、
地中で見られた眠りのすきま、
絵画や小説、想像世界、花たちなどについて
静かに渡りを記述しています。

水源郷としての江の島、小田原の海

 海が見にゆきたい。海というと小田原や江の島を真っ先に思い浮かべるのは、小さい頃に小田急線沿線に住んでいたからだろう。生れてから6歳位まで。
小さい頃から川や海、水が好きだった。小田急線の小田の字は、小田原という海のほうへ行くから、そんな名前がついたのだと教えられ、下りの電車をみるたび、水を思った。...

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ドクダミの花

 住んでいるマンションの敷地にドクダミの群生地が。少しだけ咲きだした。
 花は水芭蕉を小さくしたようで可愛らしい。薬効もなかなかだとか。
 小さい頃、花の可憐さにひかれて摘んだことがある。
 ものすごい悪臭で、手に嫌な臭いがいつまでも残った。洗ってもなかなか落ちない。
 未だにドクダミは臭さと可愛ら...

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テルマエ・ロマエ 感想。前半は面白いけど…

実は「テルマエ・ロマエ」みてきました。
前半はおもしろかったんだけど、後半が…。
前半は、原作にわりと近い。
古代ローマの風呂技師ルシウスが、
日本の現代にタイムスリップして、
いちいちおどろく。
これは原作でもそうで、その都度、おどろく。
ウオシュレット、シャワーハット、
温泉街、共...

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言葉によって非在と存在が。皆川博子「水葬楽」

 言葉を、名前を覚えた時の喜び。この頃だと、たとえば鳥だ。知らない鳥の声を聞いたり、姿を見かける。野鳥図鑑で調べる。次からは名前で彼らを呼べる。名前を知ったその時から、彼らは私に存在するものになったのだ。それまではわたしにとって存在しないものだった、彼らは存在しているにも関わらず…。雀...

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青いバケツの花の謎

 私が住んでいるマンションの近く、もしかするとお寺かもしれない。あるいは大きな戸建の家、庭が広く、立派な塀で囲まれたところ…。実はよく覚えていない。たいていは朝だった、出勤前、自転車でとおると、ごくたまに、門の脇に、水をはった青いバケツが置かれているのを目にした。「ご自由にお持ち下さい...

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