硝子(ガラス)の弾丸
- カテゴリ: 日記
- 2026/03/22 16:32:55
雨の夜には 安いウィスキーがよく似合う
琥珀色の液体に沈むのは
昨日撃ち抜いた 誰かの野望の残骸だ「永遠」なんて言葉を信じるほど
俺は若くもないし おめでたくもない
指先で転がす 使い古されたジッポーの火
揺れる炎に 消えた女の影を重ねる手に入れたはずの真実は
夜明けの霧に溶けていく 砂の城のように...
雨の夜には 安いウィスキーがよく似合う
琥珀色の液体に沈むのは
昨日撃ち抜いた 誰かの野望の残骸だ「永遠」なんて言葉を信じるほど
俺は若くもないし おめでたくもない
指先で転がす 使い古されたジッポーの火
揺れる炎に 消えた女の影を重ねる手に入れたはずの真実は
夜明けの霧に溶けていく 砂の城のように...
ネオンの光がアスファルトに滲む
雨上がり、汚れた街の呼吸
俺のコートは、その湿り気を吸い込んでいるさよならも言わずに去った男の背中
それは脆い幻影
儚むことでしか、留めておけない夜明け前のコーヒーは苦い
砂糖はもう、とっくの昔に切らした運命?
そんな言葉は、ロマンチストにくれてやれ俺は、この脆い、
...
バーボンのグラスが鳴る
氷が溶ける音は、砂時計に似ているあんたの約束は
夜霧のように柔らかく
指をすり抜けて消えた午前三時
路地裏の猫がゴミ箱をひっくり返す
そんな安っぽい物語の結末さ愛などと呼ぶには脆すぎる
夢などと呼ぶには短すぎる俺はただ、煙の向こうで
もう二度と戻らない誰かを
静かに儚んでいる...
吸い殻が、水たまりに落ちて音もなく消えた。
それが、この長い夜の終演(フィナーレ)を告げる合図だった。壁の向こう側から、微かに聞こえる街の鼓動。
世界はまだ続こうとしているらしいが、
俺の物語は、この三尺の行き止まりで綺麗に句読点を打った。無理にこじ開ける扉もなければ、
飛び越えられるほど、この壁は...
湿ったレンガの壁が、行く手を塞いでいる。
振り返れば、追いかけてきたはずの喧騒さえ
夜の帳(とばり)に飲み込まれていた。ここは、地図から見放された吹き溜まり。
春のぬるい風も、この角を曲がれば
湿り気を帯びた古い鉄の匂いに変わる。行き止まりは、嘘をつけない場所だ。
言い訳も、退路も、未来への期待も、...