見過ごすような速さで秋が通り過ぎていく足元に絡みついた風も何かに追われるように取り残されまいと逃げていく
あなたと私の隙間にも秋の流れは止まらないもうおしまいだとわかっていても認めたくない私がいるあなたはどう思っているのか
幾度も季節を追いながらはしゃいできた私たちだけど亀裂が入るなんて思わなか...
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見過ごすような速さで秋が通り過ぎていく足元に絡みついた風も何かに追われるように取り残されまいと逃げていく
あなたと私の隙間にも秋の流れは止まらないもうおしまいだとわかっていても認めたくない私がいるあなたはどう思っているのか
幾度も季節を追いながらはしゃいできた私たちだけど亀裂が入るなんて思わなか...
どんぐりを拾った雑草の茂る林の入り口でまた拾ったおいでよというようにあなたと来た林の入り口で
これが最後の小旅行なんて想いもしなかったもっとどこへも行きたかったあなたと肩寄せ合ってそんな日はもうないけど
これでもうあなたに会えないいくら泣いてもあなたには届かない涙をぐっとこらえて笑顔を作ろうとし...
私は右にあなたは左に誰が決めたわけじゃないけど一度そんな風にして歩いていた手をつなぎながら
でもいつも間にか左側に穴が開いたいるはずのあなたがいなくなったこれは何 いったい何なの振り向いても誰もいない問いたくても誰も答えない
私のどこがいけなかったの教えてほしい教えてくれても無駄ねもう別れを決め...
昨日歩道で拾った赤い落ち葉くすんだ赤池炉のまるい枯葉かわいくて小瓶につめたでもかびてきてしまって湿気が多くて駄目だったのだろう
自然のものは自然に置くに限る下手にとってきたなら悲しい想いをする私がそうだった小瓶の枯葉もそして あなたも
拘束したわけじゃないのに気が付かなかった自由にしていたはずだ...
秋は別れの季節なんて言い古された言葉だけど二度目の秋は来なかったあんなに楽しかったはずなのにもう私の側にあなたはいない
イチョウの間から拾った枯葉くすんだ赤い色をしている虫食いの穴が開いているちょっと押したらパリンと崩れたまるで今の心のよう
何度想い返しただろう何度泣いたことだろうもうつかめない...