Nicotto Town


てらもっちの あれもっち、これもっち


まあ、日々思うところをブログにつけてみましょうか。疲れない程度にね。

高速バス、駅そして別れ


ちとせさんは僕のことをじっと見つめている。ウェルカムボードを見ている訳ではない。「ちとせさんですね。こんばんは。」僕は言った。はにかみながら頷く。そして僕はみんなに彼女を紹介した。「ちとせさんでーす。」みんな嬉しそうに彼女を取り巻き彼女と話しはじめた。
そして狭い階段を上りレストランの2FにあるB...

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競いあうこと


僕はいつも後になって大事な事を思い出す。いつもそうだ。いつも同じだ。僕は幹事だ。飲み放題だったけれども、ほとんどの注文はありよしさんと本庄さんがさばいてくれていたし、灰皿の配置は常にまささんが気にしてくれていた。
「そろそろ席替えです。」と僕は幹事らしく言ってみた。
誕生月ごとに並び直したら僕はや...

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M


ウェルカムボードを頭の上に掲げながら歩けば、みんなはぐれなかったかもしれない。でも、不完全な僕は反省したってきりがないんだから、前を向いて歩いていくしかないんだ。宝くじの当たる確率について考える事はしばらく止めよう。
僕とクワトロさんと本庄さんを先頭にして僕らは後ろに目を配りながら地下道を進んだ。...

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宝くじの当たる確率


ここで僕たちのコーディネートを紹介しておこう。
僕は黒くて飾りポッケがついたハーフコートにジーパン姿だった。ただ、少しだけ周りの人と違うのは100円ショップで買ったクリスマス用の紫色に光るモールと水色に光るモールを首と足首に巻いていたこと。そして例のウェルカムボードを両手で差し上げていて、もちろん...

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地下のきらめき


彼女は目を大きく開けたまま立ちすくんでいた。僕の想像していた彼女は中くらいから超極上までいろいろだったが、ちょうどその真ん中くらいだった。
彼女にウェルカムボードを持ちながら近づいた。「てらもっちです。」僕は言った。「こんな、こんな!」彼女は感動して気が動転しているようだった。「もう、あなたの事な...

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