2013.10.31.朝と夜の境に
- カテゴリ: 日記
- 2013/11/01 04:43:23
うっすらと
朱が差す
闇は紺から
淡い水色へ
朱と水色の
間を繋ぐ
優しい白の
光の帯が
一体何処まで
続くだろう
見上げて歩む
夜明けの小路
うっすらと
朱が差す
闇は紺から
淡い水色へ
朱と水色の
間を繋ぐ
優しい白の
光の帯が
一体何処まで
続くだろう
見上げて歩む
夜明けの小路
朝の川面に
顔出した
巌の上に
佇んで
縮んだその身が
寒さを語り
一足早く
冬を知らせる
予報より
少し早めに降り出して
辺り冷やして
風と去り
一時の涼
夕刻までの晴れ間挟んで
傾いたかと思ったら
あっという間に帳が降りる
時計の針を
見なければ
気分はすっかり
夜の中
秋の名残を
惜しむよに
囁く虫の
音が響く
淡く滲んだ夕刻の
陽射しに染まる
高い雲
そっと押さえる
羽織った上着
撫でて抜けてく
冷たい空気