過去 の話_消えない光
- カテゴリ: その他
- 2026/04/23 13:39:23
母は、二つの過酷な敵と戦い抜きました。
ひとつは体を蝕む病、もうひとつは記憶を奪い去る病です。記憶が薄れ、言葉が消えていく日々の中で、母は私たちが知っていた「かつての姿」を少しずつ手放していきました。
けれど、最後まで奪われなかったものがあります。
それは、生きて、ここに在り続けようとした、母の魂の...
母は、二つの過酷な敵と戦い抜きました。
ひとつは体を蝕む病、もうひとつは記憶を奪い去る病です。記憶が薄れ、言葉が消えていく日々の中で、母は私たちが知っていた「かつての姿」を少しずつ手放していきました。
けれど、最後まで奪われなかったものがあります。
それは、生きて、ここに在り続けようとした、母の魂の...
「死」は別れではない。お前の中に、新しい「沈黙」が住み着いただけだ。泣き叫ぶな。静寂こそが、去った者への一番の敬意だ。あいつがいない世界を、あいつの分まで面白がってやる。それが最高の供養だ。墓石に語りかけるな。お前の生き様の中に、あいつを住まわせろ。悲しみは、消そうとするほど濁る。抱えたまま、冷たい...
失ったのではない。お前の一部が、先に未来へ行っただけだ。空いた穴を埋めようとするな。その空虚こそが、お前が愛した証拠だ。涙が枯れたなら、次は血をたぎらせろ。止まった時計を動かせるのは、お前の鼓動だけだ。「なぜ自分だけが」と問うな。運命に理由を求めるのは、敗北の始まりだ。思い出を「重り」にするな。暗い...
「自分」という名の他人を、最後まで裏切るな。頼れるのは、自分の両足と、昨日の自分を軽蔑しない心だけだ。運命が配ったカードに文句を言うな。その手札でどう勝つかを考えろ。孤独を恐れるな。それはお前が「個」として完成されている証だ。他人の物差しで自分の傷を測るな。その痛みは、お前だけの特権だ。世界がNOと...
【夜のバー】氷が溶ける音を、自分への忠告として聞け。グラスの底に、明日の希望は沈んでいない。酒は記憶を消さない。ただ、角を丸くするだけだ。隣の空席こそが、最高の話し相手だ。【裏切られた時】信じた自分が悪いのではない。信じさせた相手が、安っぽかっただけだ。背中の痛みは、お前が前を向いて歩いていた証拠だ...