Nicotto Town ニコッとタウン

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最短の言葉

「愛」と書かずに、火を貸せ。絶望は、ポケットに突っ込んで隠せ。綺麗な指より、汚れた爪で真実を掴め。過去は追うな。背後の足音だけで十分だ。神に祈る前に、まず靴紐を締め直せ。花の名前を知るより、その枯れ方を覚えろ。さよならは、背中で語れ。傷跡は、お前が生き延びたという唯一の勲章だ。明日を信じるな。今持っ...

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さよならの対価

冷たい雨のなか、お待たせして申し訳ありません。
ここであなたと向き合うのも、これが最後になりますね。傘は差さないでください。
あなたの美しい横顔が、雨粒で滲んでしまうのは忍びないですが、
今の私には、その涙を拭う資格さえ残されていないのです。思えば、随分と遠いところまでご一緒してしまいました。
あな...

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蒼いプレリュード

埠頭を濡らす雨は
細かなダイアモンドを撒いたように
ミッドナイト・ブルーの海へ溶けていく
波止場に並ぶ倉庫の影は
まるで静まり返った劇場のようだカシミアのコートに身を包み
世界が寝静まるのを待つ
ここには怒りも、乾いた火花もない
あるのは、雨音が刻む一定のリズムと
遠くの灯台が繰り返す、無言の合図だ...

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言葉の死体喰い

死着の真理」「格言を探し回っているその時間は、お前の『寿命の切り売り』だ。
 お前は名言で人生を豊かにしているんじゃない。
 名言という名の麻酔を打ちながら、自分の葬式の準備をしているだけだ。」「言葉の死体喰い」新しい言葉を、また喉の奥へ放り込む。
そうすれば、少しは自分が特別な人間になれると信じて...

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インク切れの終焉

「白紙の宣告」「最高の格言とは、お前が今日書き込むはずだった言葉じゃない。
 お前が動くために、ついに書き込むのをやめた『空白』のことだ。」
誰かの言葉を写し取るその指は、
いつの間にか自分の体温を忘れている。
新しければ新しいほど、
それはあんたの無能さを際立たせる最新の証拠品だ。「これさえあれば...

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