「ごめん、ごめん」と駆け寄るあなた
髪には寝癖 足元はサンダル
おまけに服はよれよれの普段着
せっかくのデートなのに
待たされて待たされて
やっと来た今日なのに
わたしのおしゃれもだいなし
笑顔を作って「いいのよ」なんて
今日は言えない
わざと大きな声で 「大嫌い!」
あまのじゃくなわたし
「一人...
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「ごめん、ごめん」と駆け寄るあなた
髪には寝癖 足元はサンダル
おまけに服はよれよれの普段着
せっかくのデートなのに
待たされて待たされて
やっと来た今日なのに
わたしのおしゃれもだいなし
笑顔を作って「いいのよ」なんて
今日は言えない
わざと大きな声で 「大嫌い!」
あまのじゃくなわたし
「一人...
都会の雑踏を抜け出して
埃の積もった日常を抜け出して
自然の懐に向かう時の
あなたの無邪気な微笑み
可憐な花があなたを呼ぶ
小さな虫があなたをとらえる
ひとつひとつ名前をあげながら
自然の懐に抱かれていく
つないだあなたの手を通して
通ってくる自然の息吹
埃の積もった日常では私が
あなたを深く包み込...
思いきって出した彼へのメール
返事がないと知りながら
片隅でじっと返事を待っている
彼の一挙手一動足で
右に左にと揺れる私の心
まるで振り子時計の振り子のよう
彼を見ない日が続くと
ネジが切れた時計のように
うつろになってしまう私
あなたは時計のネジを巻く
時計が息を吹き返す
そして再び 右に...
昔、2か月ほどアルバイトをしていた会社では、ラジオのFM放送が流れていました。
毎日、毎週、聞く番組。
流れる音楽。
とてもいい雰囲気の中で仕事ができました。
ラジオ、最近聞いてないなあぁ。
我が家のテーブルの上にはミニコンポが。
たまにはFMでも流してみようかな。
彼の前ではいつも子供にかえる私
大人の仮面をハラリと脱ぎ捨てて
優しくて暖かい
それでいてちょっと厳しい彼の目
微笑む彼の口元
そして私に対する無償の愛
ありったけの想いをこめて
そっと私を引きよせる
彼の眼の中には私だけ
私の目の中には彼だけ
見つめ合う無邪気な愛情で
混じりけのないあの頃の心に
...