Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

霧と煙とテナーサックス

Ⅰ. 濡れた舗道と真鍮の唄夜霧が街を包み込む。
ネオンの灯りは、湿ったアスファルトに溶けて流れる毒薬。
ビルの隙間をすり抜ける冷たい風は、誰もいない都会の呼吸だ。
俺はトレンチコートの襟を立て、
煙草の煙を、重たい夜気の中へと吐き出した。路地裏の奥、重い鉄の扉の向こうから、
ハンク・モブリーのテナー...

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月明かり、心の旅路(微光と静寂)

月明かりは 足元の乾いた砂を白く染め
踏みしめるたびに かすかな哀しみの音を立てる
あの日 あれほど優しく口ずさんでいたはずの
小さな歌のひとふしを わたしはもう忘れてしまった草むらの奥に ひとつ、ふたつとまたたくのは
はかない蛍の光――それは消えゆく記憶の火影か
思い出そうとすればするほど その旋...

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月明かり、心の旅路(哀歌)

月明かりは 冷たい硝子(ガラス)の破片のようで
わたしのなかの いちばん哀しい場所を照らす
あの日 あれほど優しく口ずさんでいたはずの
小さな歌のひとふしを わたしはもう忘れてしまった白樺の林をぬけて 夜の風が吹きすぎるとき
かすかに鳴るのは 失われた記憶のオルゴールか
思い出そうとすればするほど ...

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月明かり、心の旅路

月明かりは 静かな銀のしずくをこぼし
わたしの古いノートの端を 淡く濡らす
あの日 見失った優しさのゆくえを探して
心はひとり 見知らぬ夜の風のなかに旅立つかすかなざわめきは 白樺の梢からだろうか
それとも 遠い日の君のささやきだろうか
道はどこまでも青く どこまでも冷たく
わたしの靴音だけを ひそ...

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阿蘇の窓にて — 旅人の歌

夕映えは 外輪山のなだらかな肩を染め
旅人の僕は ひとつの窓辺に佇(たたず)む
草千里をわたる風が カーテンを小さく揺らし
真夏のあかるい一日の終はりを 告げてゐた遠い火の山の かすかな煙のゆくへを
僕はただ しづかな眼(まなこ)で追つてゐる
見知らぬ村の ともしびがひとつ、またひとつ
青いねむりの...

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