ダンゴ虫が丸まって
さて、さて、さて、さて、何処へ行く
転がる転がるダンゴ虫
お庭の隅へとたどり着く
割れた瓦の下側へ
急いで入りじっとする
ダンゴ虫が歩いてる
ゆっくり、ゆっくり、何処へ行く
それは、それは、たくさんの足
せか、せか、せか、と動かして
割れた瓦の下側へ
急いで入りじっと...
ダンゴ虫が丸まって
さて、さて、さて、さて、何処へ行く
転がる転がるダンゴ虫
お庭の隅へとたどり着く
割れた瓦の下側へ
急いで入りじっとする
ダンゴ虫が歩いてる
ゆっくり、ゆっくり、何処へ行く
それは、それは、たくさんの足
せか、せか、せか、と動かして
割れた瓦の下側へ
急いで入りじっと...
雨音が
静かに心に溶けていく
白い部屋のほんのわずかな空間に
あなたの横顔が映る
あなたは黙って振り向いて私を見た
そして微笑んだ
私は少し小首をかしげた
もうすぐ行ってしまうのね
そしてあなたは
また遠くを見ている
窓の外の雨に煙る景色を
寂しげに
パラレル
私と決して交わることのない...
六月に咲くつるバラの花が
深紅に青い空を染めていく
それはあなたの色だ
温かく優しく力強く
青空にいくつもの星のように
赤い花びらが舞う
たくさんの蝶の様に
いくつもいくつも舞う
まるで潮が満ちるように
青い空に波打っている
それは私が見つけた
あなたへの想いの色だ
風よ六月の風よ
...
大大吉!
これまでの努力が実を結ぶ
今こそ前へと進むとき・・・!
といっても
今まで努力をしてきたことなどあっただろうか
思い当たる節が無い
結ぶ実が無い?
今こそ前へと進むとき
こっちは何となく納得
わりと根拠もなく前へと進むときがある
ゆえにわりと頓挫をする
しかもあまり気にしないの...
つぶやき
愛が一つこぼれた
つぶやき
そして愛がまた一つこぼれた
足元にいくつもいくつも
欠片が溜まっていく
それは
あなたの嘘の数だけ
つぶやき
またそれはこぼれた
欠片を手のひらですくい上げた
一つ一つの輝きは濃淡の涙色
息を吹きかけると
一瞬に融けた
その先に
あなたの笑顔があっ...