（えぇもしやさっちゃん！？・・・でもちゃんとバナナがあるから大丈夫よね）
布団の中でアオイがドキドキしてると、
「さちこっいうんだほんとはね」
どんどん歌声が近づいてくる。
「だけど大きいから・・・」
（えっ歌詞がちがう！）
そう気づいてハッと見てみると、大きなかまをもった女の人がたっていた。
「き...

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それじゃあ、わざわざ、さっちゃんの噂の話しないよね。きいひとみんなに、
えいきょうがでるんだから、めいわくなもんね」
「そうだよね、・・・・・・・いきなり文句言っちゃって、悪いことしたかな」
ハルカは反省していた。
その夜、アオイは、バナナを枕元置いて、ねむっていた。さっちゃんの好物が、
バナナだと...

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「知ってるけどさぁ、その話すると、聞いた人が全員、夜寝るときバナナを置かなきゃならないんだよー。もーめんどくさいな」はるかはさっちゃんの話を始めたアオイに文句を言った。
「なによ、怒ることないじゃない、バナナくらいで。・・・あっもうこんな時間。
今日塾の日だから、もう帰るバイバーイ」
言いだしっぺの...

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題名　　さっちゃんのうわさ①

放課後の教室で、女子が集まって話をしている。
「ねぇねぇ、さっちゃんのうわさって知ってる？
「さっちゃん」とは、「さっちゃんはねさちこっちうんだ、ほんとはね」という歌の、
あの「さっちゃんの」のうわさだ。
さっちゃんの話を聞いた人は、寝る前に、さっちゃんの好物のバナナ...

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