Nicotto Town



ネタばれ読書日記

『蝶のいた庭』著ドット・ハチソン★1すごい話ではあるんだけど、中盤延々と殺される被害者たちの話になるし、最初「庭師が求めるもの」とぼかしてたのにあっさり「セックス」とばらすし、最終部分でヒロインの心が折れなかったもう一つの理由にかなーりうんざりした。
あらすじ取調室で語られるおぞましい事件の顛末。F...

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自作小説倶楽部3月投稿

『マリア』
マリアは私のあこがれでした。蜂蜜色の髪に瑠璃色の瞳、そして白い肌。彼女とお茶をすれば狭い畳の間も豪華な宮殿になったり、おしゃれな邸宅になりました。私とマリアは花びらのお茶を飲み、おしゃべりをして、時々絵本を読みました。一番楽しかったのはマリアの衣装合わせです。古い型だったけどマリアはたく...

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自作小説倶楽部2月投稿

『疑惑の手紙』
うつくしい思い出はまだ貴男の中にあるのでしょうか。そばにいられなくても貴男の血のつながった娘さえいてくれれば幸せだとおもい生きてきました。しかし私の命はついに死病に侵され春を見ることなくつきることになりそうです。心残りは娘のことです。いとしい娘はまだ子供です。かつての私のように世間の...

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自作小説倶楽部1月投稿

『演歌の花道』
「いつか咲かせてみせます。大輪の、」「アヤメさ~ん。もう寝たほうはいいですよ。ほら、薬飲んで、あ! チューハイなんか飲んじゃ駄目じゃないですか」「この胸の悲しみに耐えかねて、呑まずにはいられない。ままならぬ世を嘆き、ひとり寂しく」「いやいやいや。少しでいいので頭を通常モードに切り替え...

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自作小説倶楽部12月投稿

『医師と極悪人』
「子供の頃は私は貴男を尊敬すらしていました」男は老人に向って話し始める。ここへ来るまで沸き上がった様々な思いを吐き出さずにはいられなかった。薄暗い室内にかすかな腐臭が混じる。壊れた窓から入りこむスラムの臭いだ。男が忌み嫌った。しかし懐かしい臭いだ。「私を覚えていますか? この病院か...

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