♪ニコッと時代劇 ~姫の巻物の巻~ 其の六♪
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/01/21 21:10:04
紅と蒼は風のように走った。
紅「姫様の御命令故、心してかかるぞ、蒼。」
蒼「御意。私は江戸の町中を探してみます。」
紅「私は城の周りをもう一度探してみよう。
後ほど、姫様のもとへ。」
蒼「は!」
蒼は満月が光る中
一人江戸市中をひた走った。
蒼「…月光の輝き...
のほほんと暮らしています♪
紅と蒼は風のように走った。
紅「姫様の御命令故、心してかかるぞ、蒼。」
蒼「御意。私は江戸の町中を探してみます。」
紅「私は城の周りをもう一度探してみよう。
後ほど、姫様のもとへ。」
蒼「は!」
蒼は満月が光る中
一人江戸市中をひた走った。
蒼「…月光の輝き...
月詠「うさぎ忍法の巻物は月から持ってきたものでありんす。
それ故、満月に当たりますると巻物の中の人参が黄金に輝き出しまする。
月からの使者はその光を目安に、あちきしの所へ参るのでありんす。
姫様に預け、隠したつもりでありんした…。」
姫「…。
&...
姫「ここの櫓に上るの初めてじゃ。
吉原が全て見渡せるの。
…おお…
…月が奇麗じゃ。」
月詠「…。
…今宵は丁度満月の晩。
…姫様。
実はあちきしには、
心を許したうさぎ...
うさぎ姫が籠に乗り、到着したところは吉原遊郭。
姫「花魁の月詠(つくよみ)はおらぬか!」
紅「姫、茶屋を通さなくてもよいのですか?」
姫「当然じゃ!
わらわを誰だと思っておる!
亡八、月詠を出せ!」
亡八「こっ…これはうさぎ姫様!!
はっ、ただ今!
...
紅「姫様!
一大事でございまする!
盗賊が城に押し入ったのでございます!」
姫「なんじゃそんなことか…
父上が何とかするであろう…
わらわは…眠り…たい…の…じゃ…ZZZ&he...