2011.9.25.leap
- カテゴリ: 日記
- 2011/09/26 06:21:46
眠りに着いて間もなく
懐かしい風景の中で目覚めた
目に映る過ぎ去った筈の場所に
ああこれは夢だと気付く
確かな手ごたえがあるのは
印象が深いからだろう
現実の時間に合わせたのか
その場所も今は夜の中だ
夢見心地の中で
もう一度眠りに就けば
いつもの天井の下で
現実...
眠りに着いて間もなく
懐かしい風景の中で目覚めた
目に映る過ぎ去った筈の場所に
ああこれは夢だと気付く
確かな手ごたえがあるのは
印象が深いからだろう
現実の時間に合わせたのか
その場所も今は夜の中だ
夢見心地の中で
もう一度眠りに就けば
いつもの天井の下で
現実...
約束の時間には
まだ少し早いけれど
構内を抜けて
その場所に行ってみる
考えることは
どうやら同じで
懐かしい顔ぶれは
思いの他早く集まった
遅れてくる仲間のために
机を囲んで
わいわいがやがや
色とりどりの寄せ書きに
会いたい思いが込められる
生...
朝日の照らす道を
自転車で走り抜ける
ほんのりと草が香り
切る風が心地良い
平地を抜け
坂を上がり
木々に囲まれ
木漏れ日を受ける
日差しは
とても強いけれど
冷気を孕む風は熱を運び去り
身体が火照るのをさりげなく防ぐ
辿り着いたそこは
視界に広がる...
いつもの時間に
玄関を出る
朝日は眩しいけれど
空気は思いがけず冷たい
薄く雲の広がった空の下
いつもの様に歩いていく
ふと
光に気付く
西の空に架かるのは
プリズムを通した光の輪
薄暗い雲を背景に
赤から藍へと輝いて
儚くも鮮やかに
見上げた記憶を...
ひとしきり吹いて
ひとしきり降って
夏の残香を包み込み
すっかり掃う大気のうねり
横切る風に薫るのは
冷気を孕んだ季節の気配
過ぎ行く時に思いを馳せて
見送る空の雲の河