Nicotto Town


アストンのつぶやき


   

2011.9.25.leap

眠りに着いて間もなく

懐かしい風景の中で目覚めた


目に映る過ぎ去った筈の場所に

ああこれは夢だと気付く



確かな手ごたえがあるのは

印象が深いからだろう


現実の時間に合わせたのか

その場所も今は夜の中だ



夢見心地の中で

もう一度眠りに就けば


いつもの天井の下で

現実...

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2011.9.24.賑やかに

約束の時間には

まだ少し早いけれど


構内を抜けて

その場所に行ってみる



考えることは

どうやら同じで



懐かしい顔ぶれは

思いの他早く集まった




遅れてくる仲間のために


机を囲んで

わいわいがやがや



色とりどりの寄せ書きに

会いたい思いが込められる



生...

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2011.9.23.眩しさと涼しさと

朝日の照らす道を

自転車で走り抜ける


ほんのりと草が香り

切る風が心地良い




平地を抜け

坂を上がり


木々に囲まれ

木漏れ日を受ける




日差しは

とても強いけれど


冷気を孕む風は熱を運び去り

身体が火照るのをさりげなく防ぐ




辿り着いたそこは

視界に広がる...

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2011.9.22.架かる光

いつもの時間に

玄関を出る


朝日は眩しいけれど

空気は思いがけず冷たい


薄く雲の広がった空の下

いつもの様に歩いていく



ふと

光に気付く



西の空に架かるのは

プリズムを通した光の輪



薄暗い雲を背景に

赤から藍へと輝いて



儚くも鮮やかに



見上げた記憶を...

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2011.9.21.秋のはじめ

ひとしきり吹いて

ひとしきり降って


夏の残香を包み込み

すっかり掃う大気のうねり


横切る風に薫るのは

冷気を孕んだ季節の気配


過ぎ行く時に思いを馳せて

見送る空の雲の河

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