2011.6.21.夏の初め
- カテゴリ: 日記
- 2011/06/22 04:43:44
空を揺らす音で
夜中に目を覚ました
雷鳴を轟かせる来訪者は
去り際に雨を残した
明け方を
霧雨と共に迎え
いつの間にか
空は晴れ渡る
強い日差しの
夏の始まり
空を揺らす音で
夜中に目を覚ました
雷鳴を轟かせる来訪者は
去り際に雨を残した
明け方を
霧雨と共に迎え
いつの間にか
空は晴れ渡る
強い日差しの
夏の始まり
早朝の
バス停に立つ
雨が
柔らかに降っている
霧雨と言うのだろうか
傘に当たる水の
遠慮がちな音が
サアアアアア…
雨の柔らかさを
そっと伝える
辺り一面が
静けさに包まれる
いつもより
ゆっくりと目覚めた
カーテンを開けると
外が薄暗い
鳥達の声は
夜明けを告げるけれど
朝日が始まりの印なら
今朝は特別
雲の広がる
空のカーテンの向こう
ゆっくりと休んでいる
太陽を思う
ページを開くと
独特の香りが立つ
書店に足を運んだ時の
紙の香りだ
子どもの頃は
空想世界に憧れ
生命や宇宙に惹かれ
図書室に足を運んでは
幾つもの本を紐解いた
大人になって手にするのは
仕事に関わる
現実的なものばかりだけれど
子どもの頃に触れた
数々の...
とても静かな
夜の帰り道
路地に入ると
笑い声が聞こえる
足元に
小さな火が回っている
「次はおにいちゃんの番ね」
明かりと共にくるくると
ねずみ花火が回る
少しだけ早い
夏の風物詩