2011.6.16.雨の夜道
- カテゴリ: 日記
- 2011/06/17 06:04:45
雨の夜道を
滴りと共に歩く
路面に跳ねる水の音が
一定のリズムを刻み
優しい涼しさをもつ空気が
辺りを包み込むと
急いでいた歩みが
自然に緩められた
喧騒をかき消され
心が穏やかになる
雨の夜道のこと
雨の夜道を
滴りと共に歩く
路面に跳ねる水の音が
一定のリズムを刻み
優しい涼しさをもつ空気が
辺りを包み込むと
急いでいた歩みが
自然に緩められた
喧騒をかき消され
心が穏やかになる
雨の夜道のこと
すっかり暗い
夜の道を
急ぐ心で
足早に過ぎる
ふと
気付いて見上げれば
雲の向こうから
柔らかな光
固くなった心を
柔らかに解きほぐす
西の空に移っても
まだまだ強く輝いて
窓から射し込むその光は
部屋全体を眩しく照らす
開け放った窓からは
東に抜ける強い風
温められた木々の香を
たっぷり含んで吹き抜ける
風と光が告げるのは
次の季節の訪れか
そんな思いを抱きつつ
遠く放った視線の先に
遥...
風がいくつも通り過ぎ
陽射しが次第に和らげば
夜の帳が降りる頃
大気に涼が満ちてくる
溜った雨に感謝する
繰り返される合唱が
瞬く星に照らされた
田畑の影から溢れてる
窓から入る柔らかな
季節を伝える夜の風
大通りを抜けた
山裾の道に入ると
緩やかな坂が
暫く続く
曇り空のお陰で
今の時期としては過ごしやすく
心地良いせせらぎに
耳を澄ませながら
一歩一歩と踏み出していく
立ち昇るのは
木と草の香り
歩む度に包まれて
初夏の訪れを
全身で感じる