Nicotto Town


なるべく気楽に気楽に~!


精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><

深淵の中の蝶

第三章
「すみません…折角作って頂いたのに…」隣人の手料理を食べきる事が出来ないまま、私は自分の部屋へと戻っていた。なんだか切ない話だったな…と考えに耽りながら煙草へと手を伸ばす。…恋人を事故で失うってどんな気持ちだったんだろう…...

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深淵の中の蝶

第二章
私は隣人に言われるがまま、隣の部屋のインターホンを鳴らしていた。部屋の中から「どうぞー」と言う声が小さく聞こえていた。私はドアを開け、「お邪魔します…」と中へと入って行った。私は玄関で立ち竦んでいた。部屋の中は明る過ぎず暗過ぎずでもない明かりが心地良く灯っていた。隣人の男性は玄...

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深淵の中の蝶

第一章
「今ね、最悪の時期なんですよ」…私はメンタルクリニックで先生にそう言われていた。事実、心は痛むのに涙が出ない状況に迄なっていた。自分の心の痛みに鈍感になってしまい、毎日の生活の中で、心が動く事もなく全てがどうでも良かった。理由なんて物は分からない。日頃のストレスだろうか&hel...

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柔くしなやかな月の下で


最終章
彼が起きてきたのは、お昼前だった。「…ん」ぼんやりしている彼の髪を撫で、「起きた?」と彼へと静かな口調で聞く。「…すずさん?…俺…いつの間に…寝てました?」…「うん、おはようリム君」と彼を柔らかく抱き締めた...

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柔くしなやかな月の下で

第二十四章
マンションへと着く頃彼はほんの少しだけ、整った様子の呼吸で「すずさん…今日は本当にごめんなさい」と呟いていた。「大丈夫よ、リム君…少しは落ち着いた?」と尋ねながらタクシーの支払いを済ませ、私達は車を降りた。彼の呼吸はまだ浅く、言葉にする事も苦痛そうに見えた私は...

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