豆君と鳥は
森の中を歩いて飛んでいた
楽しいか?
楽しいよ
鳥はニコニコしている
・・・
・・・
・・・
・・・なんかはなして・・・
いい・・・
話さないって意味の「いい」だ・・・
豆君はムスッとした顔でいった
それならまずわたしが話すね
えっと・・・あなたはなあに?
・・・梅干しの種だ
梅干しの・...
真実と事実と虚構と幻
豆君と鳥は
森の中を歩いて飛んでいた
楽しいか?
楽しいよ
鳥はニコニコしている
・・・
・・・
・・・
・・・なんかはなして・・・
いい・・・
話さないって意味の「いい」だ・・・
豆君はムスッとした顔でいった
それならまずわたしが話すね
えっと・・・あなたはなあに?
・・・梅干しの種だ
梅干しの・...
焚火の火を
眺めながら
陽がくれていき
そばには
いつも
誰かがいて
やさしく見守ってくれる
記憶の中の
故郷で
わたしは
ひとり
はしゃいでいる
誰かといる
ただそのことの
しあわせを感じながら
故郷から
遠く離れ
ひとりで
生きていけると
思っていた・・・
あの頃の
なにげない
ひとときは
...
エ
ネ
ル
ギ
ー
は
無
限
で
す
あ
る
い
は
循
環
し
て
い
ま
す
無
駄
な
こ
と
な
ど
あ
り
ま
せ
ん
意
味
の
な
い
事
を
た
く
さ
ん
し
て
た
く
さ
ん
愛
し
て
や
っ
て
く
だ
さ
い
ぎ
ゅ
ー
っ
と
抱
き
し
め
て
あ
...
青に浮かぶ
黒い群れ
その中に
色あせた梅干しの種
とうとう
とてつもなく大きな水たまりを越え
新しい大地にたどりついた
そこには
緑に囲まれた青
再び水たまりに舞い降りた
ついたぞ
鳥はいった
ここはどこ?
うちだ
忘れないうちにと思い
豆君は聞いた
あんたの名前は?
ない
みんなになんて呼ばれる...
豆君は陽に照らされ
泥にまみれ
雨に打たれ
だんだん赤い色が落ちて
梅の種
本来の色に近づいていた
豆君は
自分を漬けてくれた
お母さんのことを
思いだしていた
ヘタをとってくれた
やさしい手の感触を・・・
きょうだいと
瓶の中で一緒に過ごした
日々を思い出していた
豆君は立ち上がり
そばにあった...