生まれたばかりの赤ちゃんは
歯がない 歩けない
ただ 必死に泣いているだけ
でも
人は亡くなる時は 笑顔で
「ありがとう」が言える
生まれたばかりの赤ちゃんは
歯がない 歩けない
ただ 必死に泣いているだけ
でも
人は亡くなる時は 笑顔で
「ありがとう」が言える
こどものころ
今とは違って
家にはテレビは一台しかなかったし
録画機能もなかった
おばあちゃんが唯一たのしみにしていた
「水戸黄門」と
私の見たい番組が重なったので
つい私は
「今日は写らないよ」と言ってしまった
一瞬おばあちゃんは悲しい顔をしたけど
何もなかったかのように
私の好きな番組を見せて...
子供のころ
お正月になると わが家に大勢の親戚が集まったいとこの中で私が最年少だったこともありいろいろとあそびを教えてもらった
みかんの汁をしぼって その汁で紙に字や絵をかくそして 火にかざすとかいた字や絵が 浮かび上がってくる香ばしいにおいがしてくる
「うまくかけたね」と言われて とても嬉しかった...
長く続いた雨もあがって
空には 雲の切れ間から 星が光って見える
耳を澄ますと カエルの鳴き声が聞こえる
ああ、またこの季節がやってきたんだな
田んぼに水が入り
田植えが始まる
何も変わっていない
何も変わっていない
5月初めの蒸し暑い夜
赤い毛糸であやとりをしたの
一本の糸から動物でも 天の川でも
山の間の日の出でもできるの
あっという間に 変身しちゃう
次は 何ができるのかな?
夢の世界へひとっ飛び
私の 大切な おともだち