時の精タイムゼロ(9)
- カテゴリ: 自作小説
- 2017/06/15 03:58:58
ゴーン・・・ゴーン・・・ゴーン・・・
軽快な音楽とともにショッピングモールのカラクリ時計が動き出した。ピエロが玉乗りをしながらぐるぐる回転している。街は夕暮れ時の柔らかい日差しに包まれ多くの人が行きかっていた。
時夫と美代子は見覚えがある過去の0の懐中時計を買った太古堂のあるショッピングモールの...
(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)
ゴーン・・・ゴーン・・・ゴーン・・・
軽快な音楽とともにショッピングモールのカラクリ時計が動き出した。ピエロが玉乗りをしながらぐるぐる回転している。街は夕暮れ時の柔らかい日差しに包まれ多くの人が行きかっていた。
時夫と美代子は見覚えがある過去の0の懐中時計を買った太古堂のあるショッピングモールの...
かつて今の東京湾がある場所にやまと国が存在していた。
やまと国は平和を愛する人々が創った国であった。
そのやまと国の守り神として存在していたのが、やまと国の王である水晶髑髏なのである。
町は水晶で創られており、王は水晶のピラミッド宮殿に存在していた。
やがてやまと国の霊波動が上昇し、上の次元へ国ごと...
「ぼくはガイガイ。この風の平原に住んでいるんだ。」
走って来た少年は、チコリとユリナど同じくらいの年齢です。
「ぼくたちはチコリとユリナ。そしてペロ。その星の馬をかくさなきゃ。」
「あそこに頂きの山(いただきのやま)に続いている洞窟があるんだ。行こうよ。」
チコリは先に立って咆哮の洞窟(ほう...
チコリはフウセンヤシを割ろうとしていました。
フウセンヤシの中には小さな粒々の実がたくさん入っています。
チコリは黄金鉄のナイフをフウセンヤシにつきたてました。
グシャ・・・
フウセンヤシは2つに割れて中から茶色の粒々が飛び出してきました。
チコリは一粒つまむとユリナの口に入れました。
...
ざわざわざわ・・・
見渡す限りの緑の草原が広がっていました。
ここは、風の大平原と呼ばれています。
草原の草が風になびいて光の波を投げかけます。
その草原に大きな岩がありました。
その岩の後ろにひとりのの少年が隠れるように身をかがめていました。
少年が見つめる先には一匹の馬がいました。
...