平和の幸せ 短編小説
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/04/03 20:33:47
冷たい雪が空から降っていた。
白く冷たい雪は私の頬に当たるとその形を崩して消えてなくなっていく。「うぅ、寒い……」言葉と共に白い吐息が吐き出される。既にどのくらいの時間が経ったのだろう。「なんで、こんなに早く来ちゃったんだろ、私」友人との約束の時間はまだ先だった。だけど着...
小説が大好きな少年が小説を書いて、色んな人に感想を求めています 1 読む 2 感想をあげる 3、てんてんてんまる
よろしくお願いしますーw
冷たい雪が空から降っていた。
白く冷たい雪は私の頬に当たるとその形を崩して消えてなくなっていく。「うぅ、寒い……」言葉と共に白い吐息が吐き出される。既にどのくらいの時間が経ったのだろう。「なんで、こんなに早く来ちゃったんだろ、私」友人との約束の時間はまだ先だった。だけど着...
好きな人に告白した。答えを聞くのが怖くて走って逃げた
「俺の答えを聞いてくれるか……」
そして、また同じ場所で同じ時刻の中、彼は私を連れてここに来た。
「はい――」
怖い、答えを聞くのが怖い。走って逃げたい、だけど聞かなくちゃいけない。頭の中がごちゃごちゃで狂っち...
自分の気持ちが分からない。
「付き合って下さい」
目の前の友人である女の子からの告白。それを言われた瞬間、僕は何秒間硬直していたのだろうか?
「返事待ってます!」
彼女はそう言いながら走り去って行った。高校生になって二年生の夏。既に夕日が見える頃。学校の廊下で僕は告白されていた。
僕は彼女が好きじ...
『もう少し、普通に伝えられなかったのか? 俺だって大好きだったらユキに曲を聴かせてたんだぞ?』
『安心してくれ、俺の作った最高の曲は――、絶対届けるから、それじゃ、お願いしますね。死神さん』
「うん、任せて、ちゃんと渡すから」
ユキが出て行った病室に一人の少女が入って来る。
その手に握っているのは...
そして。次の日――。
同じ公園に行く途中で見たのは――。
救急車がサイレンの音を鳴り響かせながら真横を通り過ぎて行く所。
その時は気にしなかった。
だけど――。
「……どこかなぁ?……」
公園にあったのは、血で濡れてバラバラになっていたギタ...