かき菜をどんな料理にしようかと考え、「まんばのけんちゃん」にすることにした。まんばのけんちゃんは、香川の郷土料理。作り方は簡単。まんばは、アブラナ科の葉物。ほうれん草でも青梗菜でも代わりになりそう。
材料
まんば 大8枚 (今回はかき菜)
油揚げ 1枚
豆腐 半丁
だし汁 2/3...
かき菜をどんな料理にしようかと考え、「まんばのけんちゃん」にすることにした。まんばのけんちゃんは、香川の郷土料理。作り方は簡単。まんばは、アブラナ科の葉物。ほうれん草でも青梗菜でも代わりになりそう。
材料
まんば 大8枚 (今回はかき菜)
油揚げ 1枚
豆腐 半丁
だし汁 2/3...
遠い昔、昭和の時代の話である。
太一は、給食を食べ終わり、ごちそうさまの合図とともに、野球をしに校庭に向かって走り出そうとしていた。すると、同級生の茜から、「ちょっと」と言われた。茜は何も言わず、ついて来いという雰囲気を醸しながら歩き始めた。
茜は、教室を出ると、端っこにある音楽教室の隣の階段を...
八丈島は、東京の南方300kmの太平洋上に位置する人口7300人の孤島である。ANAが一日3往復の定期便を飛ばし、羽田から約55分、スーパーバリューで片道11,390円。東海汽船だと、竹芝桟橋から約11時間、カプセルホテルのような特2等で片道12,800円。今にして思えば、なぜ、往復船で行ったのか疑...
一月の寒い日のことだった。部下達のところに行き呟いた。
「寒いなー、八丈島に行きてー。イルカと泳ぎて〜」
部下たちは、八丈島へのアクセスやネットには無い情報を求めて、観光協会に電話をしていたらしい。部下達は、仕事をしないのに、こういう事は、対応が早い。
少し暖かくなった次の日、部下...
「真由美に、ちゃんと言ってね。」
そう言うと、妻は、珈琲を口に運んだ。そしてちらりとこちらを見る。40歳も半ばになったが、目元に小じわもなく、肌も艶々している。ドレッサーの引き出しに収まらず、溢れ出している数々の化粧品のなせる技だろう。
しかし、娘に言っても、言うことを聞くとは思えない。新聞を読む...