Nicotto Town


あなたに会えてよかった♪


なんでも思いついたことを書いてます^^

【第2話】青空の行方~ゆくえ~

「はいはい。みんな座って!席は自由だから近くの席にね!」黒い表紙の出席簿を軽く胸の前で振って、槇原めぐみ先生がざわついている教室にピリっとした指示を出す。
『なぁ、どうしたん?みんな素直じゃね?』座っていない数人の中にいた拓海が、座った沙也加に小声で尋ねる。沙也加は無理やり拓海の左腕を掴んで、自分の...

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【第1話】青空の行方~ゆくえ~

「だからっ! お前のせいで寝坊したんだからなっ!」「バカ言わないでよっ 面白いマンガ見つけたからって、夜中の1時に電話してくるあんたが悪いんでしょうがっ」「う… まあそれは認める。でも、その後届いた朝刊の記事まで持ち出して『これって変だよね』って俺との会話を引っ張ったのはお前じゃねーか...

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【第15話】黄昏のソロキャン

「だからあ あっち行けって言ってるじゃないか」「いえ、なんだか耳が遠くなっちゃったのかな…先輩が何言ってるかわかりませんっ」「私も耳が遠くなったみたい… だから遠慮せずに、思う存分お話しくださいな」「しずかさんまでですかっ」着信するスマホを沙也加から受け取り、ふと顔上げる...

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【第14話】黄昏のソロキャン

「よーし、青年っ!タープは完了だっ!カマドのほうはどうだ?」「クマさん…だから名前で呼んで下さいって言ってるでしょう?石積んで、隙間を土で埋めたから大丈夫、完成ですよ!」「天塚クン?今夜はしずか特製のアヒージョだよ!キノコとエビって、大丈夫だよね?」「はい、食べられますよ&hellip...

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【第13話】黄昏のソロキャン

今回も、神田さん視点でのお話です。
「は…離してください、ささきさん…」あたしは不意に抱き竦められて、身動きがとれなくなっちゃった。しかもなんでか、声まで震えてる。でもしっかり、目だけは開いてたんだ。焚き火台の中に、燃え残りの炭がうっすらと赤く光ってて、それだけが視界に映...

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