紺碧の空間の中を踊るリズムに合わせて
その黒い影の様な人ははっきりとした輪郭から汗を振り飛ばす
目も鼻も口もない全てが黒いスッテプを踏む人
左足を前に出し左手を頭上に振りかざす
赤く透けて見える心臓から血液が激しく循環している
黄色い星が汗と一緒にほとばしるそれらは紺碧の背景に花火のように飛び散って...
紺碧の空間の中を踊るリズムに合わせて
その黒い影の様な人ははっきりとした輪郭から汗を振り飛ばす
目も鼻も口もない全てが黒いスッテプを踏む人
左足を前に出し左手を頭上に振りかざす
赤く透けて見える心臓から血液が激しく循環している
黄色い星が汗と一緒にほとばしるそれらは紺碧の背景に花火のように飛び散って...
雨の中を歩くすれ違う人そして人
街の中を無言で歩く私の顔はすまし顔
それとも笑みを浮かべているどちらでもいい
言えるのは独りぼっちということかな
ショーウィンドウのマネキンさん一緒に歩きませんか
傘はないけど頭を冷やすのにはちょうどいい雨
角のパブエリートにジンをキープしてあるジンフィズはお嫌いです...
青い空をナイフで切ってみた
そこから滴り落ちてくるのは
青く染まった液体なのかそれとも涙のような澄んだ液体なのか
そうではなかった青い空間がどこまでも広がっているばかり
そんなはずはない
わたしの心の中には過去がうごめいて詰まっているのに
耳をすませばどこからともなく叫びが聞こえるのに
それは昨日の...
こんなにも静かに雨が降り続く日あなたの足音が不意に耳に響く
それは私にしか分からない音瞬間に心が半分とける
甘い香りがする炎天下に晒されたソフトクリームのよう
昨日帰宅時ケーキ屋さんの前で足が止まった
耳元で誰かがケーキを買えと言うショートケーキとチョコレートケーキを買った
こんな雨の日にあなたはや...
桜の木が恋をしました
ある街の海の見える高台にある若い桜です
名前は桜夫
恋をされたのはすぐ隣の小さな桜の木
その名前は桜子
彼には思いを伝えるすべがありませんそうだ
彼は思いを花びらに託して伝えます
散っていく花びらはいかだとなって
清流を流れていきます
花いかだはそのまま海へと流れて...