習性(自嘲をこめて)
- カテゴリ: 自作小説
- 2018/02/19 21:06:44
その女は、専業主婦と言われる存在だった。いえのなかやそとを掃除し、洗濯機が洗った下着や服を干してから、片付ける。子供の学校行事、地域の自治会、夫がしない雑事はすべて、その女の仕事だった。
一番大変なのは炊事だ。家族のために、特に子供の為に、身体に良いもの、おいしいもの、栄養価の高いもの&hellip...
晴れ 時々 ウツ
その女は、専業主婦と言われる存在だった。いえのなかやそとを掃除し、洗濯機が洗った下着や服を干してから、片付ける。子供の学校行事、地域の自治会、夫がしない雑事はすべて、その女の仕事だった。
一番大変なのは炊事だ。家族のために、特に子供の為に、身体に良いもの、おいしいもの、栄養価の高いもの&hellip...
あまり、夢見るタイプではないので、難しいお題だなぁ。だって、今のダンナとのデートは、仕事帰りにいつも居酒屋(それもチェーン店)だった。
待ち合わせ場所は、街中のデパートの正面玄関を入ったあたり(エアコンが効いているから)
飲みながら話すのは、アマチュア無線の話。お空の衛星をどう使うかとか、トンツ...
寒くても、植物は春を知っている。小さいまま花芽をつけてしまった菜っ葉を抜いていたら、ころんと夜盗虫が落ちた。
長さが3センチ弱、細めでまだ育つ途中、という感じ。かわいそうだが、育っていただくわけにはいかない・・・
しかし、連日の氷点下、薄雪が積もる毎日を良く生き抜いたものだと、その根性?には感服...
ル・クルーゼの鍋がおしゃれなキッチンにもてはやされていた頃から、私はストウブの鍋が欲しかった。もともと琺瑯のつややかな肌に魅かれる。それは、ガラス工芸に魅力を感じるのと同じポイントなのかと思う。
鍋フェチを自称する私は、土なべも好きで大小取り混ぜていくつも持っているし、琺瑯の花柄プリントのいかにも...
非常に眠い。なぜかと言えば早起きしたからだ。私ではなくダンナが。ダンナは、自分が目が覚めると、周りには全く気を遣わず明かりをつける、自己中男なのだ・・・
それはともかく、ダンナが早起きしたのには理由がある。
今日は、初めての病院へ行く日なのだ。緊張で眠れなかったのだ。今までは、3か月に一度だから、...