【第12話】黄昏のソロキャン
- カテゴリ: 自作小説
- 2021/07/08 21:51:51
「先輩… 傘、忘れてきちゃったね…」「あ、うん…そうだな…」
「先輩、晩ご飯まだでしょ?どっかファミレスとか寄っていきます?」「あ、うん…そうだな…」
「あ、そこの角に、吉野家ありますよ?」「あ、うん…...
なんでも思いついたことを書いてます^^
「先輩… 傘、忘れてきちゃったね…」「あ、うん…そうだな…」
「先輩、晩ご飯まだでしょ?どっかファミレスとか寄っていきます?」「あ、うん…そうだな…」
「あ、そこの角に、吉野家ありますよ?」「あ、うん…...
結構強い雨足。俺の軽箱バンはフロントウインドウが滝のようになっていて。「先輩、この車ってやっぱり遅いですね~ほらまた抜かされたっ」大型トラックが、夜の国道を一気に、俺の車を置き去りに抜き去って行ったんだよな。
「うるさいなぁ… ちょっとは黙ってろよっ!」カーラジオからは某公共放送のアナ...
ん… レスないなぁ
もうこんな時間か…とデスクの目覚まし時計を見たら、夜まっさかりでさ。俺は自分の部屋で、スマホをベッドに置いたまま、さっき送ったメッセージを画面上で目で追ったんだ。
『どもーっす! 今夜は天気が急激に悪くなるみたいだから、テントはやめた方がいいですよ(絵...
今回も神田さん視点でのお話です。お間違いのないように…
「へぇ…神田って車持ってたんだね。てか運転荒くないか?」「そんなことないですよ、こう見えて私は運転マスター女子なんですから」
都心から車で1時間ほど走れば、黄昏高原キャンプ場っていうめっちゃ初心者向きのキャンプ場があ...
「先輩っ!どうやって火を熾したらいいんですかっ…」沙也加がバーベキューコンロの前、炭を入れたダンボール箱を手にして呆然とした表情で叫んだ。「天塚クン、今度は可愛い後輩連れてきたんだね。はじめまして~~」食材を満載した保冷ケースを抱えて運びながら、しずかさんが言った。「少年っ!いや青年!...