凍てつく夜の、深いしじまに
こぼれおちる、無数のきらめき
冷たい空気のなかに光る星々は
傷ついたあなたの心を見守る、小さな瞳長い冬の夜がどんなに深くとも
星のまたたきは、けっして消えはしない
それは遠い未来からの、かすかな手紙
明けない夜はないと、静かに告げてゐる冷えた両手を、そっとポケットにしまっ...
ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。
凍てつく夜の、深いしじまに
こぼれおちる、無数のきらめき
冷たい空気のなかに光る星々は
傷ついたあなたの心を見守る、小さな瞳長い冬の夜がどんなに深くとも
星のまたたきは、けっして消えはしない
それは遠い未来からの、かすかな手紙
明けない夜はないと、静かに告げてゐる冷えた両手を、そっとポケットにしまっ...
あんなに高かった夏の雲は去り
ひそやかに、秋の夕暮れがひろがる
茜色の光が、おまへの横顔を
やさしく、そして静かに染めてゆくひとつの季節が終わることは
けっして悲しいことではないのだ
渡り鳥が遠い空へとかえるように
心もまた、おだやかな場所に落ち着くだけ冷たくなりはじめた風のなかで
ともる街灯(とも...
梢(こずえ)のすきまから、こぼれおちる
金色のしずく、やわらかな光
それは傷ついたおまへの肩を
そっとあたためる、静かな手のひらみどりの葉が風につぶやくとき
古いなみだは、乾いた土に還り
木陰に置かれた、だれのものでもない椅子が
ただ、優しくおまへを待ってゐるすこしだけ、ここで休むといい
光と影の織...
秋の野づらは果てもなく
乾ける風の 吹きすさぶなかに
人目(ひとめ)離れて 寂しく立てる
古りし小舎(こや)あり 旅人の目を惹くその硝子戸(がらすど)は 塵に汚れ病みて
外(と)の白雲の ゆきかひをただ映し
あるじ無き部屋の 暗きしじまの裡(うち)に
遠き日の光の なごりをとどむるのみあはれ その窓...
高原の秋は 乾いた風からはじまる
白樺の林を抜け 枯れはじめた草の葉を揺らし
風はどこへ行くともなく ただ吹き過ぎて
私の古い外套の 襟をそっと濡らしていく一本の道を 私はひとり歩いている
振り返れば 遠い山並みが青く翳(かげ)り
ちぎれた雲が 冷たい空の果てへと
私の知らない 明日の国へ急いでいる...
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