Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

去り行く旅人3

第三部:星降る夜の果てに夜の静寂(しじま)が すべての未練を包み込み
竹林はただ 黒い巨大な波となる
私はどこまで 歩けばよいのだろう
私の足跡は 夜露がすべて洗ってしまった遠ざかる故郷(ふるさと)は もう見えない
溢れる涙の向こうに かすむばかり
去っていく私は ひとつの透明な幻灯
だれの記憶から...

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去り行く旅人2

第二部:日暮れの惑いあんなに優しかった パステルの夕映えが
竹の節々に 赤い涙をこぼしている
去り行く私の背中を そっと炙りながら
追憶の痛みを 鮮やかに呼び覚ますなぜ私は ここを離れねばならぬのか
問うてみても 風はただ通りすぎるだけ
引き裂かれた心の ひとつの破片(かけら)が
この林の土に 深く...

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去り行く旅人

第一部:朝霧の出立朝の霧が 竹林の奥へ流れるとき
私は静かに なじんだ道を歩みだす
露に濡れた笹の葉が そっと囁き
引き留めるような手を 引き絞るようにもう一度だけ ふり返るべきだろうか
いいえ 光はすでに東の空に淡く
私の古い名前を 消し去ろうとしている
ただ一言の「さようなら」さえ残さずに胸の奥...

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去っていく私

さようなら
もう ふり返ることはありません
竹の葉が 小さくあわただしく波打ち
私の足跡を ひそかに消してゆくからあんなに優しかったひかりも
今はただ 冷たいしずくのようになって
私の肩を そっと濡らすばかり
胸の奥のオルゴールは もう鳴りやみました泣いているのは 私ですか
それとも 置き去りにされ...

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竹林の秋

ひそやかに
ひかりは梢をこぼれて
青い影のなかに
ひとつの 小さな翳(かげ)をのこすだれを待つともなく
風は笹の葉をそよがせ
去っていった季節の かすかな記憶を
冷たい空気に にじませている私のなかの もうひとりの私は
ただ 静寂(しじま)に耳をすまし
失われた歌の やさしい節(ふし)を
口ずさむよ...

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