人にどうしても話せないことがあって
他の人はこうだったんだなんて話すけど
わたしにはどうしても話せなくて
それを話すには
わたしの何かが邪魔していて
それはわたしの影のようなものになっていて
つらい過去や経験は
誰にでもあって
それを単なる苦とするか糧とするか・・・
カーテンを閉めて
膝を抱え
泣...
真実と事実と虚構と幻
人にどうしても話せないことがあって
他の人はこうだったんだなんて話すけど
わたしにはどうしても話せなくて
それを話すには
わたしの何かが邪魔していて
それはわたしの影のようなものになっていて
つらい過去や経験は
誰にでもあって
それを単なる苦とするか糧とするか・・・
カーテンを閉めて
膝を抱え
泣...
白い姿
白い鞘に収まった白い剣
それに両手をのせて
からだを支えている
夜の中にそれはいる
夜にしか見えないのかもしれない
表情は見えない
静かなたたずまい
ゆっくりと呼吸しており
ときどき
白い息がみえる
切る
今じゃない
時が来たら・・・
それまで
ここにいる
とそれは言う
鞘...
目が覚めて
一日過ごし
また眠る
やりたいこともなく
いきたい場所もなく
逢いたい人はいるけれど
今すぐにというわけでもなく
望むことは
あなたたちが
幸せに過ごしてくれること
それでもそこには
揺れ動いているものもあり
途切れた生命線を眺め
やがて訪れるその時を
むこうからくるのか
こちらからむ...
わたしは
あなたの手のひらの上
風が吹き
舞い上がる
あなたの手のひらに
ざらざらした感触を残し
舞い上がる
あなたは
あなたの手のひらに触れる
そのざらついた感触も
やがて消えてしまう
また会いたくても
もう会えない
そして
おもいだすことも
少なくなっていく
やがて忘れ去ってしまう...
そろそろいくよ
ついてきな
ふと声が聞こえた
さあこいよ
つれてってやる
その小さな人の後を
ついていく
滝がダーッと音を立て
しぶきをあげている
岩場をつたい歩き
川を飛び越える
ついてこいよ
だまってついていく
話す必要はないと思ったから・・・
岩場を越え
草原を渡る
もう少し歩...