Nicotto Town ニコッとタウン

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_錆びた錨_

錆びた錨が、引き潮の底で骸骨のように横たわっている。
夜霧が、波止場のちぎれたロープを白く濡らしていく。耳を澄ませば、海の底から響くのだ。
あの「エターの歌」が。それは、かつてこの港を支配した冷たい幻影。
消え去ったはずの、古い神の囁き。 エターの歌

満ちる潮は 鉛の味

乾く喉に 毒を注げ

夜...

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似非の色気、空虚な輪舞曲

地獄の泥沼から、気取ったラテン語の囁きが聞こえる。
見よ、あの女は、借り物の言葉で作った重いドレスをまとっている。
中身の空っぽな頭を揺らしながら、夜の街頭でマウントをとる。
あれこそがお前の言う、似非の色気だ。
それは古本のカビと、安いおしろいが混ざり合った退屈の極み。難解な専門用語の香水を、ただ...

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言葉の荒野

言葉は、恐ろしい刃(やいば)です_人間の言葉は、すべて「まがい物」の宿命を背負っています。では、世界にはただ沈黙だけが正しいのか。私たちが口を開くことは、すべて罪悪に過ぎないのか。私は、暗い部屋の天井を凝視しながら、幾晩もそのことを考え続けました。しかし、こうは考えられないでしょうか。「本当の言葉」...

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拝啓3

拝啓。言葉を知らないおまえの詩は、まるで高級な額縁に入ったバナナの皮だ。
遠目には立派に見えるが、近づけばただのゴミである。
なぜそれを、ドヤ顔で僕に送りつけてくるのか。
おまえの薄い辞書から振り絞った言葉のパレードは、僕の胃をキリキリと痛ませる。滑稽なこだわり五・七・五の呪い
文字数を数えるだけで...

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拝啓2

言葉の重みを知らぬ、哀れな表現者へ。
おまえの紡ぐ文字には、辞書の1ページ目の浅さしかない。
贅沢な言葉を並べ立てても、中身はただの空欄だ。
知識のなさを、感性という都合の良い言葉で隠すな。
その薄っぺらな化けの皮が、僕にはすべて見えている。知識の欠如語彙の貧しさ
同じような言葉を、何度も使い回す。...

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