Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


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1本のバラ

太陽の角度が変わる
ひのひかりをうけていた所も
薄陰になって
でも光を求めている


あなたのくれた1本のバラ
「1ぽんでごめんね」
あなたは言ったけど
100本のバラより嬉しかった


あのバラはどうなっだろう
一輪ざしにさしておいて
枯れてきたから捨てたのだろう
でもあなただけは捨てない


今...

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長い道

あなたを追い掛けて
ここまで来たけれど
もう疲れてしまった
足早のあなたの
スタンスが長すぎて


振り向いてみても
君は遠い
この早い足取りを
緩めればいいのに
どうしていいのかわからない


季節は確実に過ぎて
間もなく秋が来る
夏の思い出をにじりしめたまま
隙間から入り込む
それもあなあなたは...

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落し物

夏を追い掛けてここまで来た
まだ暑い毎日だけど
季節は少しずつ変わろうとしている
追いかけたのは夏だけじゃない
あの日々を あの楽しかった日々を
また捕まえたくて


夏の盛りの日々は
太陽がこれぞとばかりに
ギラギラした火花を散らして
何もかもを焼きつくそうな気配
でも負けない
あなたと一緒なら負...

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逝った日に

電車を降りて
近くの花屋さんで
小じんまりした花束を二つ買った
今は夏
あまりもたないかもしれない


事務所に行って
あなたの番号を確かめる
何度来ても覚えない
今日はしっかりメモしておこう
でもなくしてしまうかもしれない


あなたの所に行って
周りの枯葉をかたずける
水を水差しに入れて
花束を...

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一人芝居

窓から見える色とりどりの傘
見降ろしても何も感じない
小さなカフェのコーヒーが冷めていく
ただ冷めないのは私の心だけ
どこかに行ってしまったように


現実になるとは思わなかった
お芝居の中にある恋
一人芝居のように
誰も助けてくれない
ここにあなたがいてくれたら


わかっていた
卒業したら東京か...

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