Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


お気入りの設定を表示しない。
お友達の設定を表示しない。

田園風景

名もない駅に降り立って
辺りを見回してみても
目につくものは何もなくて
知らない風が吹いていて
素知らぬふりで去っていく


何だか遠くに来たつもりでも
本当はそうじゃなくて
都会からあまり離れていなくて
でもこんな所があるなんて
二人も知らなかった


まだ冬が残りたがっているのに
季節は段々と巡...

>> 続きを読む


冬の終わりに

あなたを忘れることができるなら
何でも惜しくないと思った
でもそれは嘘で
何もかもを抱きしめていたくて
もう暑くなってきたコートにそっと隠す


嫌いになろうと思っても
それは無理だった
あなたへの愛し方が深くて
どこにも浮かび上がれない
湖に絡みつく藻のように


もうすぐ花の季節が来たら
心は躍...

>> 続きを読む


春の兆し

春の暖かい風に乗って
冷たい隙間風
感じるのは私 それともあなた
もう済んでしまったことなのに
まだ心残りがあって


街の様子は春変わり
行ってしまった季節を振り向きもしないで
新しい季節を迎える準備
寒がっているのは私の心だけ
いつまで抱えているのだろうか


あなたと迎えたかった2度目の春
叶...

>> 続きを読む


雛の季節に

小さな私のコレクション
それは小さな雛人形達
旅先で出会ったものを買う
「今度は僕と行こうね」って
あなたは言っていたのに


デパートで買うのは嫌だから
でも友達と一緒には行けなくて
「だって彼と行くんでしょ」
切り取られた恋を誰も知らない
「そうね」って答える自分が辛い


今頃誰といるの
何を...

>> 続きを読む


時の移ろい

私の部屋の鍵を
あなたはどうしたかしら
私はまだ持っているけど
きっと鍵は交換されていて
もうこれじゃあ開けない


閉じ込められたのも
私の心で
開くことができなくて
暗闇に溶けて行く
流れの行き先はどこ


小さな光が
小さな窓から射し込む
きらきらと埃を映して
一筋の踊りのよう
ぼんやりと眺め...

>> 続きを読む





月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.