Nicotto Town



喪を埋める。

何事につけてもそうだけど 葬るのって結構難しいよね。私はそう思う。
とりあえず私はいつもの砂場に行った。寒い夜。あの、呼吸に鉄の味が混じるような夜のことだよ。あの鼻を抜ける空気が冷たい夜。
私はとりあえず砂場に行って、一掴み冷たい冷たい砂を自分の手のひらにかけてみた。深夜二時。
喪の儀式。
一つ一つ...


選べるのは地獄の種類だけ

…という確信みたいなものが昔から私にはあった。大事なことだからもう一度。選べるのは地獄の種類だけ
行き先が天国か地獄かが選べないのであれば、せめて落ちる地獄の種類は選ばせてほしいなというのがもっぱら子供の頃からの願いだった。もともと悲観的な子供だったから、いつも最悪な想像だけしていたの...


人は生成AIに何を聞かないのか。

chatGPT……面白すぎかつ有能すぎなんだけど、面白すぎかつ有能すぎて本当に人間いらなくなったらどうしようって思ってきた。
もちろん、個人情報や流出していない情報は入れてはいけないという制約はあれど、例えば「引き付けられるプレゼンの構成を数パターン考えて」とかそんなこと...


「ぼくはむかしかなしかった」以上の幸せを知らない

真面目にそう。昔悲しかったこと、寂しかったこと以上に贅沢な感情を知らない
リアルタイムで悲しいのも寂しいのも苦手だけど、それこそ他の人を尊敬しまくるくらいビビットな感情に絶えられないタチだけど昔の悲しみみたいなのはもう、例えるなら、えぇとなんだ例えられないな。例えるなら、音楽のジャンルでいうとブルー...


そだちについてのどかに語る

家から歩いて15分「南の郵便局」というカフェに私はよく入り浸っている。理由は 1私は超絶暇人である 2オーナーが遠い親戚で同い年である 3なぜか夜の3時まで空いている 4メニューにラム酒入りのコーヒーとホットウィスキーがあり、私の好きなベルギービールもある 5デタラメに本棚に並べられた本たちが悉く私...





Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.