ヴォルコシガン・シリーズ
- 2012/05/13 17:09:56
投稿者:ソロ
久しぶりL・M・ビジョルドの「ヴォルコシガン・シリーズ」が翻訳されました。
邦訳すると言ってから8年近くたっています。
原題はコマール、邦訳名は「ミラー衛星衝突」となっています。
(東京創元社、創元SF文庫)
ビジョルドの最近作は「死者の短剣」シリーズが邦訳されています。
ヴォルコシガン・シリーズの邦訳第1作は「戦士志願」です。
物語は、貴族政治で政治闘争の激しいバラヤー帝国の貴族の跡取りにして、内戦の混乱時に母親胎内で毒ガスの影響を受け、肉体的障害を負った
主人公、マイルズの成長譚といったところでしょうか。
20年近く前から書かれている作品なので、科学的設定には無理があるかとも思います。
時期は書店にもおいてありませんでしたが、最近はおいてあります。
戦争SFよりはよく書き込まれていると思います。
一読の価値はあるかと思います。
最新刊は「大尉の盟約」でイワン・ヴァルパトリルが結婚します。
しばらく間が空いていましたが、また邦訳され始めました。
先日、マキリップ(SFじゃなくて失礼!)の新刊文庫を買ったら、税込で1000円を突破。
部数の少なさからくる価格の高さが、海外ものの立場の危うさを露呈しているようで、
レジ前で泣きそうになりました。おかげで、お財布の中身は残り23円になったので(涙)。