コルトレーンとフリージャズ
- 2013/11/21 21:34:59
投稿者:rihito
ものすごく意見の分かれるところ。
フリージャズは、今日ではあまり聞かれなくなったかもしれないですが、かつてはものすごく真剣に多くのミュージシャンが取り組んでいた、ジャズの新しい方向性かもしれないです。1960年代、アメリカでは公民権運動が始まり、多くの黒人ミュージシャンが社会的な音楽を発表していきました。マックス・ローチやミンガスに代表されます。また、先進的なグループは、そのエネルギーをそのままぶつけたような激しい音楽を展開していきます。オーネット・コールマンからアルバート・アイラー。それまでの音楽理論を全く無視した、自由な発想に元ずく音楽。そんななか、コルトレーンも自信の音楽を追究していく中で、規制の音楽理論を越えた領域に入っていったのが「アセンション」
ここでは、ある意味発狂したような騒音と、喧噪が聞かれます。これ以降、コルトレーンはとりつかれたように独自の音楽にのめり込んでいきます。
もちろん、メンバーでさえ、彼の音楽を理解ず、離れていきますね。ピアノのマッコイ・タイナーはもちろん、コードで音楽を作っていく理論に基づくミュージシャンなので、一緒に演奏していくことは無理でしたが、次にドラムのエルビン・ジョーンズが退団したことは、ものすごく大きな損失ですね。エルビンとの演奏は、ジャズ至上、これ以上の演奏はなかなかなかなか無いのではないとおもわれるほと、すばらしいコンビニエーションです。トセンジションやクルセママに納められているデュエットに聞かれる演奏は、ロリンズのビレッジバンガードをしのぐでしょ。ぼく的には、トセンジションの世界を進めていって欲しかったですが。
コメントありがとうございます。コルトレーンと言えば最後は、フリーJAZZの話題は避けて通れないですね。
rihitoさんが、詳しくご説明いただいたように、コルトレーンは、様々な音楽を追求していった結果フリーに
のめり込んで行きます。
おっしゃるとおりで、60年後期から、70年初頭には フリーJAZZ以外はJAZZでは無いと言うくらいの
JAZZ音楽に対する熱い情熱みたいなものが席巻していたようです。
それは、古い日本映画(特に日活系)の映画なんかを観ていますと、映画音楽の中にさえもフリーJAZZが
BGMとして使われるという今では考えられないような取り組みがされていたことからも伺えます。
海外の前衛映画でも、結構フリーJAZZを効果的に取り入れた映画があったように記憶しています。
日本映画では「八月の濡れた砂」なんか効果的に使われてたと思いますが、かなり前の記憶でYOUTUBEで
それらのシーンを捜しましたが見つかりませんでした。
どなたかフリーJAZZを、効果的に使っている映画を御存知でしたら紹介してください。