改めて聞き直すと新しい発見
- 2014/03/05 20:07:04
投稿者:rihito
マイルスの1975年の大阪ライブはものすごく貴重な音源、エレクトリック・マイルスの行き着いたところ、みたいな感じでぼく自身も思っていました。確かに、音楽表現的には聞きやすいし、のりもいいし、ギターのリズムも抜群、演奏スタイルもカッコイイし、自由度も緊張感もそれなりに。でも、改めて、ビッチェス・ブリューからジャックジョンソン、オン・ザ・コナーとニューヨークのライブを聴いていくと、ひょっとして手を抜いているのと違うかなって、最近感じています。それとも、マイルス自信、少し疲れてきているのかもしれないですね。彼の演奏表現にかつての広がりやライブでの緊張感が感じられないですね。もちろん、いい演奏には違いないですが。フィルモアでの緊張感は残念ながら、彼自身のトランペットからはこれ以降消えてしまったような気がします。比べて、コルトレーンはメンバーの演奏がもう一つとなるフリースタイルの中でも、彼自身の演奏はもう、越えていますよね。もちろん、限界を超えて飛んでいっています。惑星空間、オレ、そしてラストアルバムの異様な静寂。
一言でいえばピートですね
トニーはどちらかといえばアップテンポのシンバルワークにつきますよね。それとクラッシュとタムのアクセント。ぼくもシンバルを買うときに一応、トニーのような音はと楽器店に聞きますと、ジルジャンのコンスタンチノープルではないかなとの返事。一番高いライドなので買えなかったですが。余談になりますが、アート・ブレーキーはジャズに聴き始めの頃、リー・モーガンとの演奏にはまりました。モンクとの競演でもすばらしい演奏あります、確かトリオだったかな。それと、50年代でのマイルスはもちろん、駄作は無いですよね。プレステイジレーベルでのマラソンセッション、ロリンズ、モンクとのセッションとすごいアルバム揃いですよね。もちろん、その後のラウンド・ミドナイトやマイルストーン、そしてカインド・オブ・ブルーにいたっては、さすがに並ぶものが無いほどにすばらしいアルバム。特に、エバンスとコルトレーンがすごいです。もちろん、マイルスもですが。さらにこのころのギル・エバンスとのオーケストラとの演奏もすごいです。特にマイルス・アヘッズが好きです。ついでに、こういちさんのご紹介いただいた1964年の第2次マイルスコンボでは、ウェイン・ショーターが加入してマイルス・スカイやイン・ナ・サイレントウェイの驚き、そして「ビッチェス・ブリュー」を録音してしまいます。このアルバムは、もう何十年も聴いていますが、未だに新しい発見をさせてくれています。本当にすごい演奏(録音)です。ま、こればっかりきいていると疲れますが。
いつも素敵なコメントをありがとうございます。管理人が、不甲斐ないので気の利いたコメントが出来ない分を
補っていただきいつも感謝しております♪
マイルスについての知識も、そんなには明るくないのですが自分もエレクトリックになってからのマイルスは
力が若干衰えた感があるように思えます。
昔音楽雑誌で読んだことがあるのですが、マイルスの絶頂期はマラソンセッションの頃だと書かれていました。
ありとあらゆるJAZZ演奏の中で、あの4部作に勝る演奏は存在しない、、、と言うくらいのことが書かれていた
記憶がありますが、ある意味当たっているのかな?
モダンJAZZの演奏スタイルでは、かの4枚は金字塔を打ち立てた名盤ばかりで 今でも人気がありますよね。
でも私の中での最高の演奏は「Four & More 」です。 あのアルバムは、最初から最後までピーンと張り詰めた
緊張感がたまりません。なんと言ってもトニーウィリアムスの一糸乱ぬビートに尽きるでしょう。
(アートブレーキーが叩いていたら あの緊張感は生まれなかったw)
マイルスの解釈も人それぞれ、多種多様だと思いますが いずれにせよJAZZの申し子だったことは誰にも
否定することは出来ないでしょうね。