え？　九份（きゅうふん）に３泊もするの？長すぎない？
確かに良い場所ではあるけれど、
小さな街だから半日もあれば充分に周れるよ？

どうせなら台南や台中まで
足を延ばした方が良いんじゃない？

山と海の絶景で有名な九份♪

「台北でやりたいことベスト10」に、
小籠包を食べるなどと並んで、選ばれている
「夕暮れの九份の坂道で写真撮影♪」
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台とも云われていて、
台北屈指の超人気スポットです。

確かにガイドブックにも３～４時間もあれば、
充分に観光できると書かれてありますし、
知人達が言うように、半日もあれば充分なのかもしれません。

旅スタイルは人それぞれ。
限られた時間の中で、有名な観光地を
できるだけ数多く周りたいという人達もいれば、
好きな場所に連泊して、ゆっくりとその地を
堪能したい人達もいます。
どちらも魅力的ではありますが、
やはり私達夫婦は後者なんですよね。

宿泊先は小規模でアットホームなホステル。
ドミトリー（相部屋）と個室があり、
独立した棟のキッチン、ダイニングに寝室という
アパートメントタイプを予約しました。

私達が旅行するとき、
かならずアパートメントホテルでの連泊を
旅程に含めるようにしています。
普通のホテルより広さがあり、
生活を楽しめるというのがその理由です。

旅行中にたまった洗濯ができたり、
買ってきたものを温めていただいたり、
日本食が恋しくなったときなど自分達で作ったりして、
自宅にいるようなゆったりした気分になれます。

海を一望できる風光明媚な老街（歴史地区）、狭い路地に石段、
夕方から夜にかけて、赤い提灯が独特の雰囲気を醸し出している九份。

メインストリートである基山街には、飲食店、雑貨屋、
土産物店などがひしめいた賑やかな通りで、
昔ながらの風情を感じます。

階段沿いに赤提灯でレトロなお店が連なる豎崎路は、
九份らしい街並みを味わえる坂道で
有名な茶藝館で台湾のお茶の文化に触れることもできるそうです。

素晴らしい絶景を一度だけではなく、
朝、昼、夕、夜。。晴、曇り空、雨と
違う時間や天候で楽しんでみたい。。

食事も有名レストランだけではなく、
小規模なお店や屋台などに通い、
いろんなメニューを楽しんでみたい。。

スタッフ達による無料のナイトウォークツアーも楽しめるとのこと。
宿泊者同士の情報交換で、定番以外のスポットなども楽しめるかもしれない。。

メイン通り、観光客を対象としたお店だけではなく、
地元の人達に愛されているお店や
日常生活風景にも触れてみたい・・
裏通りや子供たちが通う学校などなど・・
そこには日本では触れることができない
地元の人達が作り続けてきた生活文化があるのですから。

こういうことを言い出せばきりがなくなり、
３泊では短すぎるのではないかなんて思ってしまいます。

台北駅から台湾鉄路で約１時間かけて瑞芳駅へ、
そこから基隆バスで九份老街バス停まで１５分です。

九份を軸として、その近郊にある場所にも足を延ばしてみるつもりです。