廃線路
- 2024/03/08 14:57:18
投稿者:せんちゃん
大分県大分市の佐賀関にある砂浜。
そこに赤錆びた廃線路がある。
寂れた漁村の風景の中に使われなくなった線路は砂浜をまっすぐに伸びて先端は海に沈んでいる。
かつて、この線路を列車が走っていたのだろうか。
夜の海を列車がガタンゴトンとゆっくりとまっすぐに走る様を想像する。
車窓からもれる灯りは柔らかく、人影は見当たらない。
ゆっくりと海が列車を飲み込んでいく。
やがて全て水に沈んでしまった。
列車の窓が見えなくなってもしばらくは淡い光が水面に揺れていた。
そして、最後の光が消えた。
空には星も見えず、波の音すら聴こえない。
錆びた廃線路の冷たさ。
だから、このリアリティが出てるんですね〜(^-^)
その写真も見たことないし、そこに行ったこともないけど、その光景が目に浮かびました。
ニコタのお友達のダークブルーさんが素晴らしい写真を自分で撮って紹介して下さっていて
その一枚を観ながら書きました。
読みながら、日本の一つの風景を見ているようでした。