国東熊野磨崖仏
- 2010/09/14 12:20:44
九月の初めに、湯布院と別府に行ってきました。
つれあいとの二人旅でしたので、
仏像鑑賞がメインではありませんでしたが、
大分空港からレンタカーを借りて湯布院に向かう途中
国東を走っていると、「両子寺(ふたごじ)コチラ」の看板が・・・
なつかしい!
十年近く前に、
ひとりで別府近辺を回ったときのメインは石仏でした。
このころは、なぜか石塔も好きでして・・・(苦笑)
国東塔に触れたくて、両子寺を訪れました。
国東は「み仏の里」といわれるくらい
たくさんのお寺があり、石仏も多くあります。
石仏といえば、臼杵も有名で、
静かな山の中に、それは静かに、静かに、
苔むし朽ちかけた石仏がたくさんあります。
もう、なんだか、
そう考えただけで
神聖な気分になったりするきいろです・・・(笑)
今回はあまり時間を取れなかったので、
熊野磨崖仏と両子寺に行ってきました。
ふもとの胎蔵寺から
山道、それも鬼が積んだといわれる急な自然石の乱積階段を上ると
日本一雄大な熊野磨崖仏が現れます。
汗だくで息も荒く見上げる石仏は圧巻です。
向かって左奥、総高8メートルといわれる不動明王は
大きいけれど、とてもかわいらしいユーモラスな表情。
右手に剣をもった半身像で、下半身はほとんど刻まれていません。
両脇に脇童子が二体あるといわれていますが、
朽ちかけていてわかりません。
真ん中に神像が二体。
そして、端整な顔立ちの大日如来。
こちらは少し小さめで高さ6.8メートル。
大日如来も半身像ですので、
岩肌にふたつの石仏の顔が浮かんでいる感じです。
しばらく動けないのは、山道のせいだけではありません・・・
杖をつきつつ下山し、両子寺へ。
雨ざらしの仁王さんが、どっしりと迎えてくれます。
山道を抜け、護摩堂の不動明王、大講堂の阿弥陀如来を見て
奥の院の十一面千手観音までがんばって歩き、
帰りになつかしの国東塔をみて、一回りしました。
もっと奥にも行くことができたのですが、
体力が限界で・・・(笑)
つれあいには、せっかく別府の砂湯で極楽気分だったのに
また汗だくだ~と
文句を言われつつ、楽しんできました。
本格的に国東のほうに行かれる方があるなら、
観光バスなどがお勧めです。たくさんいっぺんに回れます。
少なくとも、車がないと移動が不便です。
あと、真夏はやめたほうが良いかもしれません・・・
でも、ぜひ、臼杵も含めて石仏鑑賞お勧めです~☆
国東っていいですよねぇ。
なんだか、あののんびりとした雰囲気が好きです。
湯布院も大好きwww
私も行きた~~~い!