調子に乗って腐ってみました 終
- カテゴリ:自作小説
- 2012/01/24 19:56:49
腐った美女と野獣です。
最後みじかい~^^;
その日一日鏡をのぞいていてわかったのは、ベルがあの姉達とは半分しか血が繋がっていない事。
どうやら父親が外の女との間に作った子供らしい。
そしておれが持たせた服は、全て古着屋に売り払われたとの事だった。
そう言えば…と、明るい朝の光の中で見た、あいつの傷だらけの両手を思い出す。
こんなことなら、あいつを帰したりするんじゃなかった。最後の日の泣きそうなあいつの顔を思い出し、後悔に苛まれる。
いや…きっとまだ遅くない。
おれはもう一度がらくた部屋へと向かった。
おれはもう一度がらくた部屋をひっくり返しもっくり返し、ようやく目的のものを見つけ出した。どこにでも行くことのできる、魔法の手袋だ。
おれはそれに無理矢理指先をねじ込むと、ベルの家へと向かう。
扉を開けるとその音に振りかえった母親が悲鳴を上げるが、そんなものは無視して家の奥へと向かう。目指すのは、ベルが今いるはずの台所だ。
昼間鏡で見ていたので、この家の間取りはほぼ把握している。ずかずかと進む度に悲鳴が上がるが、そんなものに構っている暇はない。おれが台所の扉に手を掛け開くと、予想した通りそこで夕飯の支度をするベルがいた。
危なっかしい手つきでジャガイモの皮をむいていたベルが、おれの姿を見て目をまん丸にして息をのむ。
「ベル、迎えに来た。一緒に来てくれ」
そう言って手を差し出すと、ベルの見開かれた目に涙があふれ、あいつは笑顔で頷くとおれの手袋を指先に引っかけた手を取った。
手袋の力で一瞬にして屋敷へ戻ると、おれはベルを抱きしめた。
「悪かったな。お前が家であんな辛い思いをしてるとは知らなかったんだ」
「また会えて、ここに来られて嬉しいです」
ベルがおれにしがみついて言う。
「もう帰れなんて言わないから。ずっとここにいて欲しい。おれと…結婚して欲しい」
この求婚が受け入れられたら、例えこのまま人間に戻れなくてもおれは本望だ。おれは元の人間としての姿以上にベルが欲しかった。
「俺で…いいんですか?」
「お前でいい…じゃなくて、お前がいいんだ」
その言葉にベルはこくんと頷いた。
次の瞬間、
一瞬視界がぼやけたと思ったら、ベルを抱きしめるおれの手は人間のそれになっていた。
おれの変化に気付いたのか、ベルがおれを見上げてまた目を丸くする。
「ご主人様…着ぐるみ脱げたんですか?」
いや、着ぐるみじゃなかったんだけど。つか、なんでこの状態でまだ『ご主人様』なんだ。
まあ、今はいいか。
「ああ。どうやら元の姿に戻れたみたいだ」
そうか。相手が女でなくても、受け入れてさえもらえればよかったのか。
おれはそう言うと、化け物の姿では出来ないであろうと諦めていたこと。
ベルと○○を交わした。
ニコタなので自粛してみたのですが、却ってアヤしいような^^;
魔法の手袋は、原作では野獣がベルに持たせたんですよね。
とんでもないです。こちらこそ読んでいただいてありがとうございます^^
ちなみに…私も原作読んでません^^ゞ
ありがとう、感動を。
完璧だなんてそんな(〃▽〃)ゝ ありがとうございます。
愛は素晴らしいですよね~^^ いつまでもこの気持ちを保っていられるといいんですけど^^;
>却って
あ、やっぱりですか?^^ゞ
りく丸さん、今晩は。
べルの幸せを喜んでいただいてありがとうございます^^
>ディズニーを観た時より
おお、恐れ多いです^^ゞ
ディズニーを観た時よりも強く思いました。
ベルがいい子だ~^^
感動で泣きそうです^^
愛って素晴らしいですね♪
最後のところは・・・確かに却ってアヤシイですね!
なんとか終わりました^^;
原作では魔法の手袋を使って、ベルが野獣を助ける…らしいです。
すみません、実は私も読んでなかったりします^^;(ウィキで拾ってみただけ)
ジュンさん、今晩は。
ようやく終わりました^^ゞ
>びんた
食べちゃえに続き、ジュンさんてばカゲキ~w
そうそう、イケメンのつもりです。て、俳優でですか~? また難しい事を^^;
えーと、…石橋正次?(いつの時代ι)
原作は読んでないので、魔法の手袋のくだりは知らなかったです。
(でずにー版では野獣姿のままの方がよかったと思ってましたw)
めでたし、めでたしですね♪