蚊とウイルス
- カテゴリ:仕事
- 2015/11/15 13:04:57
土曜日は、県庁薬剤師会の研修会に出席してきました。
お題は、夏場に話題となっていた蚊が媒介する病気、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とデング熱。
お題は、夏場に話題となっていた蚊が媒介する病気、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とデング熱。
ウイルスのあれこれはともかく、1番衝撃的だったのは、保健所がすぐには動けないこと。
最初に診断した医師から「疑わしい患者がいる」と連絡が来る。
⇒保健所が医師から検体を受け取り、県の検査機関へ持ち込む。
⇒陽性反応が出たら、国立衛生研究所に送る。
⇒陽性反応が出たら、連絡をしてきた医師に届出を正式文書として出させる。
⇒保健所が医師から検体を受け取り、県の検査機関へ持ち込む。
⇒陽性反応が出たら、国立衛生研究所に送る。
⇒陽性反応が出たら、連絡をしてきた医師に届出を正式文書として出させる。
正式に保健所が萱田になどの駆除に動けるのはここから。
最初に連絡が入ってから3~4日かかるとのこと。
いやいや、お役所としては正しいですけど、医療人としてはどうよ?
3日もあれば、蔓延しても不思議ではないし。
最初に連絡が入ってから3~4日かかるとのこと。
いやいや、お役所としては正しいですけど、医療人としてはどうよ?
3日もあれば、蔓延しても不思議ではないし。
とは言え、患者から行動を聞き出して駆除エリアを確定するにはそれなりの権限が必要だし、その根拠がないと権限が使えないので、対処が後手後手に回ることもあって悩ましい。