ウクライナ軍弾薬切れ懸念に米政府の意図は
- カテゴリ:日記
- 2022/04/17 22:23:12
今日のCNNニュースには、ウクライナ軍の弾薬が尽きると戦況分析を記事にしていることの意図は何と理解すればよいか。
東部マリウポリの戦況の実態はどうなのか、実際は把握できているのかもしれないが、戦争中なのだから公表などするはずは無い。
すでに欧米各国からは、軍事物資はウクライナへ届いていると思うが、長期戦に備えて継続的な物資補給を行うことも当然のことである。
米国からのウクライナ周辺国家への物資支援の促しも長期戦に向けての根回しと推測する。
そしてロシアからのウクライナ兵士への投降呼びかけも最後のチャンスと正当化する意味合いがアリアリと見えるが、迂闊に投降すれば銃殺されかねないので拒否は当然だ。
それからこのタイミングで、投降の誘いを出すということは、ロシアは戦費の使い過ぎで長期戦に備えて戦力が増強できないと見ることも出来る。
いずれにせよ、ロシア要求の投降期限は本日なので、週初めから何らかの動きが出るはずだ。
ただこれからのロシアは、長期戦に突入することによる軍事費の要求がいつまでも継続できるのか、また初めて任命された総司令官の任務は戦果を挙げることであるが、そして5月9日は刻々と近づいていることに、ロシアに焦りが無いわけがない。
そのうえ旗艦モスクワ沈没で、ウクライナ軍が制空権を取れば形勢不利と判断し、最終手段を使う懸念がある。何としても5月9日に戦勝パレードが出来なければ、何のための軍事作戦か政権崩壊につながりかねない。
もし最終手段が使われれば、一国対一国の戦争で終わることは無いだろう。
さて今日のウクライナでは、何らかの計画準備は出来ているはずだ。
ロシアが予告通りに集中攻撃をするだろうが、旗艦モスクワ沈没の影響が黒海の制空権にウクライナにとって有利に働くから、ウクライナ空軍は黒海上空を含めて南部から一気に制圧にかかるのではないかと予測する。
南部を制圧しながら東部に空から攻撃を拡大し、地上からは、カミカゼドローンと戦車部隊の投入によりじわじわとロシア軍を後退させるシナリオが想定される。
旗艦モスクワ沈没により他艦船から指令を出すことは簡単ではないだろうし、艦隊が1隻少ないわけだから、攻撃態勢も変更せざるを得なくなっているだろうから、ロシアは時間が無いことだから見切り発車する可能性はあるので、戦況はウクライナに有利に働くだろうと見る。
それからベラルーシにはウクライナを支援する人たちもいて志願兵としてウクライナ軍を加勢する動きも出ていることから、ロシアにとってもどのような戦況になるのか全く読めないところではないかと推測する。
さて早速、ロシアは西部の街リビウにミサイルを撃ち込んできて霍乱作戦に出て来た。一方東部のクレミンナ市では、ウクライナ軍とロシア軍との市街戦が始まっており、市民が避難できず銃撃され死亡した。