なぜ雨予報が外れた
- カテゴリ:日記
- 2022/05/11 12:06:51
当初の天気予報では今週は雨模様となる一週間のはずであるが、なぜか晴れが続いている。
理由は、今日も移動性高気圧が東北の東海上に停滞しているため、東日本は晴れの領域となっているからである。
では高気圧は、なぜ停滞しているのか。
それは、太平洋上で他に二つの高気圧と二つの低気圧が渋滞しているため、日本上空の高気圧も東へ移動できない状況になっているからである。
ではなぜ渋滞しているのか。
上空1万メートルを流れているジェット気流は、日本上空からと樺太の北からの2系統の流れが日本の東で合流して、鳴門の渦潮ように複雑な流れの渦を作っているため、高気圧と低気圧が絡み合って前に進まない異例の状況となっている。
この状況では、気象予報士でも天気を当てるのは勘に頼るしかないだろう。
さて今年のジェット気流は、南半球も北半球も冬のときに比べて複雑に蛇行しているように見受けられるで、北極圏の寒気が時々南下してくることも考えられるが、そうなると急に悪天候になる可能性もあるので、今夏も大荒れの天気になる日があるだろうと予想する。
ところで、明日12日の午後以降から本州南岸に前線を伴った低気圧が移動して来るので、東海上の高気圧からの気流が南から暖かい空気を引っ張り込むため、前線に沿って大雨や雷雨になると見込まれるのであらかじめ備えが必要だ。
さて今日は、ゴールデンウイークが明けて、新型コロナウイルス感染者も全国で45,955人と検査数増の関係もあって感染者数も増えているが、内訳を県別に分析をしてみると、沖縄など海の観光地が多い県が増加しているのは、やはりゴールデンウイーク中の旅行移動の影響が出ていると推測する。
今週から来週にかけてゴールデンウイークの結果が表れてくると思うので、しっかり検証しておくことが必要だ。とりあえず人が集まれば感染者が増えることは明らかであることが言えるだろう。